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大堀裕次郎「優勝だけを狙って」NZで3季ぶりのシード復帰に意気込み

2日ー5日の豪州・アジア共催の「ニュージーランドオープンPresented by Sky Sport」に、JGTOから20選手が参戦する。


プロ11年目の大堀裕次郎(おおほり・ゆうじろう)は、2度目の出場だが、見晴らす絶景コースにきょとんとしていた。

初出場した前回は、デビューしたての2014年。
「久しぶりすぎて、全然覚えてません」と苦笑しながら気持ち新たにコースを下見し、「9年前に出場したときと今とでは年齢もゴルフの感覚もぜんぜん違うから今週楽しみ」と、翌日2日から始まる本戦に意気込んだ。



石川遼や、木下稜介と同学年。
ジュニア時代から才能を光らせて、大阪学院大時代にはドライバーのイップスを克服して「関西アマ」と「日本アマ」制覇。


プロ転向のQT受験直前に肋骨骨折で出遅れたが、2016年に初シード入り。
2019年に右足首ねんざで陥落したが、昨季のABEMAツアーで2勝を飾り、逆転の賞金王に就いた。


「今年は3年ぶりのツアー復帰なのですが、今年は中途半端なプレーだけはしたくないと思っていて、出場する試合は優勝だけ狙って行こうと思っています」と、紆余曲折を重ねてきた分だけ思いも熱い。


「開幕前のこの時期に、このような国際大会の経験はとても貴重だし、ありがたいです」と、大堀と同様に、ABEMAツアーでの活躍をきっかけに、2019年シーズン以来のシード復活を果たした先輩プロの嘉数光倫(かかず・てるみち)と一緒に練習ラウンドに熱を入れ、「海外の試合で上位に入れると自信になる。プロアマ形式のプレーを楽しみながら、4月の開幕に勢いをつけたい」と、力をこめた。


ABEMA仲間! 今週も嘉数さん(右から2番目)と一緒に頑張ります!


「ニュージーランドオープンPresented by Sky Sport」

<出場予定のJGTO選手>
堀川未来夢、桂川有人、河本力、池村寛世、香妻陣一朗、木下稜介、清水大成、大岩龍一、T・ペク、竹安俊也、嘉数光倫、H・W・リュー、阿久津未来也、市原弘大、勝俣陵、ハン・リー、ブレンダン・ジョーンズ、小鯛竜也、大堀裕次郎、米澤蓮

<開催コース>ミルブルックゴルフリゾート(NZ・クイーンズタウン)
<主管>PGAツアー・オブ・オーストラリア
<共催>アジアンツアー
<パートナーシップ>日本ゴルフツアー機構
<賞金総額>NZ$165万(約13,000万円)
<優勝賞金>NZ$ 30万(約 2,400万円)
※ワールドランキングポイントの加算あり
※ジャパンゴルフツアーの賞金加算なし
※優勝者にはPGAツアー・オブ・オーストラリアとアジアンツアーの資格が付与
<大会日程>
予選ラウンド 3月2日(木)ー3月3日(金)
決勝ラウンド 3月4日(土)ー3月5日(日)
<競技方法>
プロアマ形式 (全てのラウンドをアマチュア選手と同組でプレー、プロは4ラウンドストロークプレー、2日目予選カット=60位タイ)
※上記とは別にプロアマ戦(プロ1名+アマ1名、2日目予選カット=35組タイ、3日目予選カット=10組タイ:賞金あり)を行う
※初日、2日目の予選ラウンドはミルブルックリゾート36 ホールを交互にプレー
※決勝ラウンド2日間はミルブルックリゾート18ホールをプレー

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