キッズエスコート

Report

2007


[2007 UBS日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズにおけるキッズイベントのレポート]
キッズエスコート【7月1日(日) 】

沖縄県名護市立大北小4年の比嘉辰徳くんは、選手とチームメイトと一緒に1番ティにズラリと並び、記念撮影を終えるなりさっそくポケットから取り出した。 小さな手のひらでボールを握り締め、思わず、含み笑いがこぼれ出た。 「もらっちゃった・・・」。

スタッフからの、ティグラウンドの袖に下がるようにとの指示にもしばらく気付かない。 しばらくその姿勢のまま、陶然と立ち尽くした。

この日最終日の”キッズエスコート”は、スナッグゴルフの全国大会「第5回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ」に出場したキッズたちが、1番ティでプロと一緒に手をつないで入場する大会恒例のスタートセレモニー。

このとき、優勝と2位の小学校が、その日もっとも良い成績でティオフする最終組の選手を受け持つことができる。 中でも単独首位でスタートする片山晋呉と、手をつないで歩くという特権を得たのが、前日26ストローク(青コース)のベストスコアをマークして、チーム2位に貢献した比嘉くんだった。

手をつないだ瞬間は、感動で胸が一杯になった。 間近で見る賞金王は、なんて「カッコ良いいんだろう・・・」。 そればかりか「はい、あげる」と言って、そっとボールを手渡してくれた。 あまりの嬉しさについ、あとからあとから、思い出し笑いがこぼれてきた。

比嘉くんがスナッグゴルフを始めたのは小3のとき。 わずか1年でチームを引っ張るまでに成長した比嘉くんはこの日賞金王のオーラに触れて、「僕も絶対にプロゴルファーになる!」と、夢を新たにしていた。


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