カシオワールドオープンの3日目に、トーナメントで使用していない暖流コースを利用しての、第2回スナッグゴルフ大会が開催され、ゴルフ場近隣の小学生たち23名が参加した。
朝から晴れ渡る青空と、高台から望む太平洋という、最高のロケーションのKochi黒潮カントリークラブには、集合時間よりも早く参加者が集まり、アンジュレーション豊かなフェアウェイで入念な練習を行い、スタートホールでは自己紹介と握手をしてから、緊張の面持ちでスタートしていった。
しかし中盤に天気は一変し、風向きの変化と共に雨が降り出し、中断をするかどうかという状況だったが、子どもたちの元気が雨雲をはねのけて回復し、最終組がホールアウトする頃には、虹が浮かび上がり、自然が織りなす演出に、子どもたちは癒されたようだ。
総合優勝したのは、南国市立稲生小学校4年の尾崎武くん。
昨年の第1回大会では、姉の美保ちゃんが優勝しており、姉弟での連覇となった。
ちなみに尾崎家では、2年生の光くんが24ストロークで総合3位、オープン参加した年長の守くんも24でまわっており、高知県の尾崎兄弟として、いずれゴルフ界をにぎやかせる存在となりそうだ。
カシオワールドオープンでは、社会貢献活動の一環として、2007年から高知県ゴルフ協会を通じて、地元の小学校へスナッグゴルフ・スクールセットを寄贈する活動を始め、この5年間で19の小学校と地域スポーツクラブへの用具導入を行ってきた。
そして今年は、震災復興支援の一環として、カシオワールドオープンを後援する、高知県南国市と姉妹都市にあたる宮城県岩沼市の小学校4校へ、スナッグゴルフが寄贈され、その寄贈数は23セットとなっている。
用具の寄贈を受け導入した岩沼市立玉浦小学校には、6月5日にディフェンディングチャンピオンの高山忠洋が訪問して、子どもたちと一緒にスナッグゴルフを楽しんでいる。
また、カシオワールドオープンから用具の寄贈を受けた岩沼市と、当機構からの導入による名取市との合同による、「ゴルフで宮城県を元気に!」スナッグゴルフ体験会in岩沼市・名取市を開催するなど、カシオワールドオープンと連携した震災復興支援活動も行われている。
<カシオワールドオープン付帯イベント第2回スナッグゴルフ大会成績>
(9ホール/251ヤード/パー30)
総合順位
優勝 尾崎武(南国市立稲生小学校4年) 23ストローク
2位 小松樹(高知市立大津小学校4年) 24ストローク
3位 尾崎光(南国市立稲生小学校2年) 24ストローク
各学年優勝
6年生の部 小松幹(高知市立大津小学校) 30
5年生の部 国則直樹(高知市立久重小学校) 26
4年生の部 尾崎武(南国市立稲生小学校) 23
3年生の部 森本向日葵(高知市立大津小学校) 29
2年生の部 尾崎光(南国市立稲生小学校) 24
1年生の部 長崎莉玖(安芸市立土居小学校) 55
オープンの部 尾崎守 24
※同ストロークの場合には9番ホールからのカウントバックで順位を決定
<大会実施概要>
主催: 社団法人日本ゴルフツアー機構
後援: カシオ計算機株式会社 高知県ゴルフ協会
協力: Kochi黒潮カントリークラブ
日時: 2011年11月26日(土) カシオワールドオープン第3ラウンド
13:00集合 13:30開会式 13:40大会スタート 16:00表彰式
場所: Kochi黒潮カントリークラブ 暖流1番 スナッグゴルフ特設コース
資格: 近隣の小学校 1年生から6年生
競技: 9ホールをプレーし合計ストロークにて競う
表彰: 各学年の部の最上位者に表彰状(同スコアの場合には複数表彰)
総合優勝者は同スコアの場合にはプレーオフ