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西郷村立羽太小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(11月12日)

福島県西郷村の西部の山あいにある羽太小学校は、全校児童70名余りのこじんまりした小学校だ。
元気で活発で礼儀正しい児童たちは、すれ違うと皆笑顔で挨拶をしてくれる。

羽太小学校には、今年8月に開催されたダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントを主催するダンロップスポーツ、福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構の3者による社会貢献活動の一環として、スナッグゴルフ・スクールセットが寄贈されており、初めての実技講習会が行われた。

既に用具が寄贈された直後に、運動クラブの4年生から6年生がグラウンドで体験をしており、臨時で作られた4ホールの実践ラウンドも体験したそうで、熱心な先生方の指導によって、早くも用具の活用は始められていて、同封されたDVDの映像での予習も済ませて準備万端でこの日を迎えた。

朝からの雨のため、体育館で行われた講習会には、2年生と3年生の18名が参加。初めて見るカラフルな道具に興味津々。後藤美希子プロを迎えての基礎指導では、説明を聞くときには真剣に、実際にボールを打つ時には楽しくにぎやかに、メリハリのある体験が行われた。

恒例となった締めくくりのプロとのガチンコ対決では、3年生のかえでさんが2打のオマケをもらったものの、パットで行ったり来たりと苦労してプロには勝つことが出来なかったが、「ゴルフは最初とても難しいと思いましたが、どんどんやっていくうちにとても楽しくなってきました。プロとの勝負ではなかなかゴールに当らなかったけど楽しかったです。」と清々しい感想を話した。

また体験した児童たちは、「最初は10点についたのに、だんだん難しさを感じてきました。練習して上手になりたいです。」や、「かえでさんが2打のオマケをもらったので勝てるかと思ったけど、プロに負けてしまって悔しかったです。でも得点ゲームはとても楽しかったです。」と、お友だちを思いやる感想も発表された。

西郷村を含む、しらかわ地区では、「ゴルフタウンしらかわ推進協議会」の旗振りのもと、ゴルフ場への来場客の増加を指した地域の取り組みが関連各団体・各社の協力により推進されていて、スナッグゴルフによる底辺拡大活動にも積極的に参画している。

羽太小学校の近隣にも、グランディ那須白河ゴルフクラブをはじめ、いくつかのゴルフ場があり、野球やサッカーのチームが作りにくい小規模校ならではの取り組みとしての活用が期待される。

西郷村では、今月11月22日(土)にグランディ那須白河ゴルフクラブにて、第1回しらかわスナッグゴルフ大会が開催される計画で、しらかわ地区の小学校からの参加により、福島県での本格的なゴルフの底辺拡大活動が幕を開ける。

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