震災復興支援による東北3県へのスナッグゴルフの導入が40校を越え、更なる普及が進められる中、岩手県宮古市の閉伊川緑地公園で、「ゴルフで岩手県を元気に!」第1回宮古市長杯スナッグゴルフ大会が開催され、宮古市内の小学生など24人が参加した。
この大会は2013年3月に宮古市立田老第一小学校と小国小学校がスナッグゴルフ導入したのをきっかけに開催が計画され、同年6月には更に4校が導入したことから、10月26日に開催する計画で進められていたが、台風の接近により延期となってしまい、年が明けると同時に日程を再調整して、待ちに待っての順延開催が実現した。
長い雪の季節が終わり初夏を迎えた宮古市では、スポーツ真っ盛りのトップシーズンのため、野球やサッカーなどのスポーツ少年団に参加する児童たちが出場することができなかったが、岩手県での歴史的なスナッグゴルフ大会の幕開けに、「まずはスタートすることが大事」と、山本正徳市長の名を冠した記念すべき第1回大会の開催となった。
競技は、河川敷の微妙な傾斜と、遮るもののない風の読みが難しかったが、ゴルフ場のフェアウェイと遜色ないほどの仕上がりというコンディションでプレーすることができ、子どもたちはゴルフで競い合う楽しさを満喫した。
ふれあい公園の愛称で親しまれている閉伊川緑地公園は、東日本大震災では海水が押し寄せ、しばらくの間使用することができなかったものの、懸命な復旧作業により、今では再び子どもたちが集う憩いの場として復元した。
公園の管理を担当するシルバー人材センターの宮さんは、芝刈り機を走らせて子どもたちの大会に向けて準備を進め、当日の午前中まで刈り芝を拾い集めるなど、舞台づくりに力を注いでくれた。
祈念すべき第1回大会を制したのは、崎山小学校5年の攝待開くん。
開くんは優勝スピーチで、「栄えある第1回大会で優勝できてとても嬉しいです。来年も出場して二連覇を狙います」と、ピカピカに輝く市長杯を手に、力強く公約した。
尚、各学年の部の優勝者と3位までの選手には表彰状が授与され、未就学の部で出場して2番ホール18ヤードを直接くっつけてホールインワンを達成した年長の石川輝くんも表彰され、照れくさそうな笑顔で賞状を受け取った。
「ゴルフで岩手県を元気に!」第1回宮古市長杯スナッグゴルフ大会成績
(9ホール363ヤードパー34)
●総合優勝<宮古市長杯>
攝待開(崎山小学校5年) 29ストローク
●6年生の部
優勝菅原佑太(磯鶏小学校)45
●5年生の部
優勝攝待開(崎山小学校)29/2位岩脇頼(茂一小学校)/3位岩田一輝(磯鶏小学校)35/4位菅原麻央(磯鶏小学校)38/5位鈴木笑子(山口小学校)48
●4年生の部
優勝攝待新太(崎山小学校)39/2位堀内夏輝(赤前小学校)40/3位佐々木杏(茂市小学校)41/4位田代朗也(千徳小学校)43/5位佐々木玲乃(磯鶏小学校)51
●3年生の部
優勝石川愛菜(磯鶏小学校)50/2位鈴木和子(山口小学校)71
●2年生の部
優勝菅原煌太(磯鶏小学校)45/2位田代康太(千徳小学校)49/3位佐々木杏夏(磯鶏小学校)53/4位大向優衣(磯鶏小学校)56/5位蒲野立樹(千徳小学校)60/6位小野寺仁菜(宮古小学校)66
●1年生の部
優勝安原掬乃(千徳小学校)48/2位鈴木杏(千徳小学校)58/3位小向源徳(千徳小学校)60
●未就学の部
優勝佐々木悠人(泉幼稚園年長)53/2位石川輝(磯鶏幼稚園年長)56
●ホールインワン賞
石川輝(磯鶏幼稚園) 2番ホール18ヤード
★田老第一小学校を塚田好宣がゴルフ伝道として訪問(2013年6月27日)
記事は「コチラ」
★「ゴルフで岩手県を元気に!」スナッグゴルフ体験会in宮古市(2013年9月14日)
深堀圭一郎と池田勇太が訪問した記事は「コチラ」
★宮古市でのスナッグゴルフ導入小学校(6校)
田老第一小学校/小国小学校/鍬ヶ崎小学校/門馬小学校/崎山小学校/赤前小学校
★東北3県でのスナッグゴルフ導入実績(JGTO寄贈及びその他導入)
48校(岩手県10校/宮城県25校/福島県13校)
★「ゴルフで宮城県を元気に!」第2回宮城県南スナッグゴルフ大会(2013年9月23日)
記事は「コチラ」