スナッグゴルフ対抗戦第10回広島地区予選会は、東広島市にある広島カンツリー倶楽部八本松コースで開催され、交流参加を含め6校から60名が参加して行われた。
前日までの天気予報がうそのように、雨に降られることもなく空からは涼しい風が舞い降りる心地よい気候の中、フルショットガンによる全ホールからの一斉スタートで、選手たちは緊張の面持ちでティショットを放っていき、2つの枠を目指した予選の幕があけた。
前日までの雨にもかかわらず、整備されたフェアウェイは水たまりを作ることもなく、選手たちにフェアな環境が提供され、そんな恵まれたコンディションの中、昨年の全国大会で準優勝の東広島市立東西条小学校が、2位に10打の差をつけて広島地区予選会を連覇して、全国大会シード校の意地を見せつけた。
尚、昨年の全国大会4位の東広島市立三ツ城小学校は2位、尾道市立御調中央小学校は3位となり、ともに全国大会への出場を決めた。
連覇した東西条小学校は4年連続4回目、三ツ城小学校は11年連続11回目、そして御調中央小学校は初めての全国大会出場となる。
今回の予選で3位となり全国大会への出場を決めた尾道市立御調中央小学校は、谷原秀人からの用具寄贈を受けて活動を開始した小学校で、2010年から挑戦を続けてようやくその難関を突破した。この活動を継続するきっかけは、ジャパンゴルフツアー選手会が推進するゴルフ伝道による小学校訪問で、上平栄道が2011年6月に訪問したことが大きな盛り上がりにつながったそうだ。上平による実技講習会で全校児童がこの活動を知るきっかけとなり、それから活動部員も一気に増えて、今年も1年生が加わるなど、層の厚みに貢献しているという。
更に、谷原が出身地の地元広島県で開催している谷原秀人ジュニアクラシックで、スナッグゴルフの部とゴルフの部と2日間に渡り開催している小学生大会も、御調中央小学校をはじめ、県内小学生のモチベーション維持につながっており、御調中央小学校の初期メンバーは地元の如水館中学校に進学してゴルフ部に入部してゴルフを続けているそうだ。
そんな地元の期待を背負って、広島県代表として全国大会に出場する、3校の選手たちを待ち受ける今年のJGTOドリームチームメンバーの中には谷原秀人も選抜されており、地元広島県勢との対戦が注目される。
第13回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会は、9月21日(月・祝)に、宮城県の仙台ヒルズゴルフ倶楽部で開催される。
<第10回スナッグゴルフ対抗戦広島地区予選会成績/497ヤード/パー36>
優勝 東広島市立東西条小学校 130 <全国大会シード校/前年大会準優勝>
2位 東広島市立三ツ城小学校 140 <全国大会への出場権を獲得>
3位 尾道市立御調中央小学校 172 <全国大会への出場権を獲得>
4位 東広島市立木谷小学校 177
5位 東広島市立小谷小学校 182
6位 東広島市立西条小学校 <当日欠員によりノーカウント>
ベストスコア賞(4-2年生の部)
河邉りえ 東広島市立東西条小学校4年 25
ベストスコア賞(5-6年生の部)
土川優香 東広島市立東西条小学校6年 23
交流の部ベストスコア賞(4-2年生の部)
鷲見悠成 東広島市立三ツ城小学校4年 25
交流の部ベストスコア賞(5-6年生の部)
助川滉 東広島市東西条小学校6年 22
ホールインワン賞
久髙未夢 東広島市立小谷小学校2年 6番ホール21ヤード
藤原輝 尾道市立御調中央小学校6年 6番ホール21ヤード
小松颯太 尾道市立御調中央小学校5年 3番ホール24ヤード
助川滉 東広島市東西条小学校6年 3番ホール24ヤード
<予選会にご協力頂いた方々>
広島カンツリー倶楽部八本松コース支配人 川本純さん
広島県プロゴルフ協会副会長 原満プロ(広島カンツリー倶楽部八本松コース所属)
一般社団法人日本女子プロゴルフ協会 枝広美子プロ(高陽ゴルフセンター所属)
有限会社アクティヴ 松岡澄弘さん
広島県ジュニアゴルフ振興会 木村暢宏さん
スナッグゴルフジャパン 中ノ瀬大介さん