カラリと晴れ渡った初夏の晴天のもと、谷原秀人が主宰する「谷原秀人ジュニアクラシック・スナッグゴルフ大会」が、広島県福山市にある松永カントリークラブで開催され、県内の小学校6校から47名が参加して行われた。
この大会は昨年まで、谷原秀人ジュニアクラシックにおいて、ゴルフの部とスナッグゴルフの部として同時開催されていたが、今年から実施時期を分割し、更に7月に開催のスナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会への出場権をかけた大会として新しい形で開催された。
松永カントリークラブは、12才からゴルフを始めた谷原が、今は亡き父の直人さんと一緒にゴルフの腕を磨いた思い出深いコースで、クラブ選手権のチャンピオンボードには親子で名を刻んでいるという、幼少期から慣れ親しんできているホームコースだ。
ヨーロピアンツアーを転戦中の谷原だが、この日はスケジュールを何とか調整し、スペインから帰国するなり広島に里帰りし、参加する子どもたちを激励しようと、関係者にも内緒でサプライズ登場した。更に、ジュニア時代から切磋琢磨してきた仲間であり、東北福祉大の黄金期を共に作り上げた谷口拓也を引き連れての登場とあって、参加児童たちは驚きの表情で出迎えた。
練習もそこそこに、谷原と谷口は子どもたちと同じクラブを持ち出して、各組で子どもたちと一緒にプレーし、気さくに会話しながら楽しい時間を過ごした。
競技は、レベルの高い広島県らしく、9割以上の選手がアンダーのスコアを記録し、更にアルバトロスが4人、ホールインワンが5人という、あちらこちらで歓声が聞こえる試合展開の中、既に全国大会の出場権を有する、三ツ城小学校と御調中央小学校を除く最上位校として、福山市立伊勢丘小学校が3年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。
尚、小学生チームに対抗しようと、同行したトレーナーとマネージャーも参戦しての、「谷原秀人ジュニアクラシックチーム」はトータル谷原の21ストロークという小学生タイ記録を打ち出し、73ストロークで優勝した三ツ城小学校チームに8打の大差をつけて、プロの貫録を見せつけた。
表彰式までの集計中の時間に、谷原と谷口から、ゴルフを始めたきっかけや、プロを目指した頃の思い、そして共にお父さんとゴルフを楽しみ腕を磨いてきたという、親子でのゴルフの思い出などを話し、参加した児童のみならず、応援の祖父母や父母もほのぼのと聞き入っていた。
尚、この日の大会で入賞した上位3校は、8月17日に同じ松永カントリークラブで開催される、「第12回谷原秀人ジュニアクラシック」の際に、改めて谷原から表彰を受けるそうだ。
<谷原秀人ジュニアクラシックスナッグゴルフ大会兼スナッグゴルフ対抗戦広島県予選会成績/507ヤード/パー36>
優勝 東広島市立三ツ城小学校 81 <全国大会シード校>
2位 福山市立伊勢丘小学校 83 <全国大会への出場権を獲得>
3位 尾道市立御調中央小学校 88 <全国大会有資格校>
4位 尾道市立因島南小学校 94
5位 東広島市立小谷小学校 101
6位 東広島市立木谷小学校 105
★谷原秀人ジュニアクラシックチーム 73
ベストスコア賞
見寳大飛(東広島市立三ツ城小学校6年)24
交流の部ベストスコア賞
高久幸穏(東広島市立三ツ城小学校6年) 29
積山和奏(東広島市立三ツ城小学校6年) 29
アルバトロス賞
見寳大飛(東広島市立三ツ城小学校6年) 8番ホール83ヤード
中野叶大(福山市立伊勢丘小学校6年) 6番ホール79ヤード
石田樹璃菜(尾道市立御調中央小学校6年) 6番ホール79ヤード
大谷颯也(東広島市立三ツ城小学校2年) 8番ホール83ヤード
ホールインワン賞
田代湖々(福山市立伊勢丘小学校5年) 2番ホール20ヤード
松浦和輝(東広島市立小谷小学校5年) 9番ホール17ヤード
橋本晄志郎(東広島市立木谷小学校6年) 9番ホール17ヤード
兵頭優月(福山市立伊勢丘小学校5年) 2番ホール20ヤード
奥田拓途(東広島市立三ツ城小学校2年) 2番ホール20ヤード
<予選会にご協力頂いた皆様>
松永カントリークラブ 取締役支配人 下宮俊昭さん
松永カントリークラブ 取締役営業部長 井上力光さん
如水館高等学校 ゴルフ部顧問 松井博幸さん
如水館高等学校ゴルフ部員のみなさん
谷原秀人プロ
谷口拓也プロ
齊田経験さん(谷原プロトレーナー)
須藤素行さん(谷原プロマネージャー)
高陽ゴルフセンター 枝広美子プロ
アクティヴ 松岡澄弘プロ