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第8回谷原秀人ジュニアクラシックを開催(8月21日)

谷原秀人ジュニアクラシックが8年目を迎え、広島県福山市にある松永カントリークラブで2日間に渡り開催され、スナッグゴルフの部とゴルフの部に、合わせて128名の小学生が参加した。

大会には広島県外からの参加者も多く、夏休みの恒例イベントとして定着している。

その人気のひとつはコース内に親御さんが入り、プレーを観戦できる点だ。
倉敷市から参加した小学2年生の佐田山華帆ちゃんは、お父さんと中学生のお姉ちゃんが一緒に歩き応援。
お父さんは華帆ちゃんのプレーを見守りながら、「娘たちがゴルフをするようになってから、自分のゴルフはやらなくなりました。しかしゴルフという共通の話題で親子の会話は増えました」と、この日は三姉妹を引き連れての遠征だったが、また新たな話題をお土産に有意義な時間を過ごしたようだ。

谷原秀人自身も、親子でゴルフの腕を磨き、親子の絆を深めていった経験を持つ。
12才でゴルフを始めた谷原は、父の直人さんと自宅の尾道から何度も通った思い出深いコースが、この松永カントリークラブだ。
谷原が高校一年生の時には、クラブ選手権で偶然にも1回戦で父と対戦し敗れ、後にクラブチャンピオンにもなったが、ゴルフが親子の共通の話題となり、いつもゴルフが家族の中心にあった。

そしてもう一つの人気はじっくり丁寧な個別レッスンだ。
ホールアウトしてきた子どもたちを谷原が練習場で待ち構え、一人ひとりに特徴を掴んだレッスンを行う。この日は助っ人として自身のコーチでもある阿河徹さんとツアープレーヤーの中西直人の力も借りて、およそ3時間、炎天下でのレッスンは、休憩も入れることなく最後にホールアウトしてきた子どもたちまで、漏らすことなく笑顔でこなした。

谷原とともにこの大会を支える父の直人さんは、「子どもたちは技術もレベルアップしているし、マナーも良くなっている。楽しんでゴルフをしている様子が伺える」と、息子と歩んできたゴルフ人生を回想するかのように話した。

そして谷原は、「無事に第8回大会を終えることができてホッとしています。子どもたちは相変わらず元気で、毎年大きくなっていて、そして上手になっていて成長を感じます。第1回大会に出場した子どもたちが今は高校生になっていて、先日も声をかけられてお礼を言われ、長年続けることの大切さを改めて感じました。」と感慨深げに話した。

谷原は昨年12月に、ジュニアゴルファーと障がい者を支援する、一般財団法人Green Seed Foundation(グリーンシードファウンデーシン)を立ち上げ、トーナメントの合間を縫っての活動を展開中で、この日、子どもたちからもらった元気を活力に、トーナメントにそして社会貢献活動に、後半戦の更なる活躍が期待される。

尚、大会表彰式では、広島県内で起きた大規模豪雨災害でお亡くなりになられた方々へ、谷原秀人をはじめ参加者全員による黙とうが捧げられました。

●8月20日(水)スナッグゴルフの部成績上位<パー36>
優勝 三ツ城スナッグDチーム 74ストローク
2位 三ツ城スナッグCチーム 77ストローク
3位 三ツ城スナッグBチーム 77ストローク

●8月21日(木)ゴルフの部成績上位<パー72>
4-6年生男子 優勝 寺西遼馬 69
4-6年生女子 優勝 梶谷翼 67
1-3年生男子 優勝 大嶋港 67
1-3年生女子 優勝 田口夏鈴 89