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福島県いわき市立勿来(なこそ)第一小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(12月15日)

10月の勿来第三、そして先月の勿来第二に続いて、3校目となる今回は、いわき市立勿来第一小学校での実技講習会が行われ、3年生から5年生の177人がスナッグゴルフを体験した。

いわき市立勿来第一小学校でのスナッグゴルフの導入は、東日本大震災における復興支援活動として、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が寄贈をしたもので、いわき市では3校が用具の寄贈を受けている。
福島県では他に中通り地区を主軸に20校が導入を行っており、その中通りでは、しらかわスナッグゴルフ大会の他、スナッグゴルフ親子大会も開催されており、地域の支援を受けた順調な普及が進行中である。

この日の気温は7℃と、放射冷却の影響を受け、刺すような寒さだったが、福島県体育協会ふくしまゴルフプロジェクトスペシャルコーチでLPGA所属の栗西鈴香プロの指導により、校庭に集まった児童たちは元気いっぱいに、初めて体験するスナッグゴルフに夢中になって楽しんだ。

今回の寄贈は、近隣にある五浦庭園カントリークラブからの後押しが、これまでの中通り地区での普及から、浜通り地区への普及に拡大したことにつながった。
同カントリークラブの社長を務める中島篤志さんは、「放課後ゴルフ」という構想を打ち出し、子どもたちが気軽にそして手軽にゴルフ場に足を運んでもらえるよう、ゴルフ場内にスナッグゴルフを体験できるコーナーを作るべく改修に着手しており、小学校、地域、そしてゴルフ場が一体となったコミュニティ作りを始めている。

中島さん自身、幼少期にゴルフに触れる環境があり、学校から帰ってくると当たり前のようにゴルフをし、それが遊びの一部となっていたそうで、その懐かしい原風景を、いま再現しようと自身が経営するゴルフ場を拠点に動き始めたのだ。

福島県内では、ダンロップ・スリクソン福島オープンを主催する、ダンロップスポーツ、福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構の3社と、NPO法人ゴルフタウンしらかわ等が連携し、福島県での新しいゴルフ普及振興策が、今回の寄贈・導入で浜通りまで拡大し、エリアを広げながら今後も継続した活動が展開されていき、畑岡奈紗さんが茨城県笠間市からスナッグゴルフをきっかけに生まれてきたように、福島県からも次の世代を担うスターの誕生に期待がかかる。