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福島県の西郷村立米小学校と熊倉小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(10月22日)

西郷村立米小学校は3年生36人が体験
今年8月に開催された、ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントでは、大会を主催するダンロップスポーツ、福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構の3者による社会貢献活動の一環として、会場であるグランディ那須白河ゴルフクラブの地元の西郷村に、スナッグゴルフ・スクールセットが寄贈された。

そして大会週の月曜日には、小田孔明、池田勇太、藤本佳則による、震災復興支援イベント「ゴルフで福島県を元気に!スナッグゴルフ体験会in西郷村」が開催され、ゴルフの底辺拡大と地域振興を兼ねた、ゴルフへの新しい取り組みがスタートした。

西郷村を含む、しらかわ地区では、「ゴルフタウンしらかわ推進協議会」の旗振りのもと、ゴルフ場への来場客の増加を目指した地域の取り組みが関連各団体・各社の協力により推進されていて、スナッグゴルフによる底辺拡大活動にも積極的に参画している。

そんなゴルフの盛んなしらかわ地区の西郷村には小学校が5校あり、各校でのスナッグゴルフ実技講習会が今週より始まり、まずは米小学校と熊倉小学校での実技講習会が行われた。

午前中の米小学校では、3年生36人が参加。雨のため前半はアリーナのカーペットの上でパットやチップショットを練習、後半は体育館に移動して、チップショットやフルショットを学んだ。
池田さなえプロの指導による実技講習会は、開始直後から子どもたちの高いテンションによりにぎやかに行われ、すっかり子どもたちの人気者となった池田プロは、子どもたちからの熱烈ラブコールにより、そのまま教室に引っ張られ、給食の時間も共にし、ゴルフを始めたきっかけなど、次から次への質問で楽しい時間を過ごした。

続いて行われた熊倉小学校での実技講習会は、クラブ活動の時間に4年生から6年生の運動クラブを選択した30名を対象に行われた。
初めて見るカラフルな用具を前にして、不思議そうな面持ちで説明を聞いていた児童たちだったが、練習が始まり得点ゲームに進んでいくと、楽しさを体で表現するように変わり、フルショットでは目を輝かせてボールを遠くに飛ばして楽しさを体感した。また、加藤征男教育長も激励に訪れて、子どもたちにゴルフの楽しさを伝えた。

実技講習の締めくくりには、「ゴルフってどんなスポーツ?」という紙芝居が披露され、ゴルフの審判員は自分自身であることが解説されたあと、池田プロから、「試合のときに構えたらボールが動いてしまった。その時に、良い自分と悪い自分が出てきた。良い自分はペナルティを申告してボールをもとの位置に戻しなさい、という自分。そして悪い自分はそのまま打ってしまえ、という自分。その時は良い自分が勝ってペナルティを申告できました。もしもあの時、悪い自分が勝っていたら、プロとしての仕事も出来なくなっていたかもしれないし、みんなにも会えなかったかもしれません。みんなも自分に正直に生活しましょうね。」という実体験を話すと、皆、真剣に聞き入っていた。

西郷村では、来月11月22日(土)にグランディ那須白河ゴルフクラブにて、第1回しらかわスナッグゴルフ大会が開催される計画で、この日の実技講習会に参加した児童たちをはじめ、しらかわ地区の小学校からの参加により、福島県での本格的なゴルフの底辺拡大活動がスタートする。
  • お手本ショットには歓声があがった
  • 池田プロとのガチンコ対決も行われた
  • 西郷村立熊倉小学校はクラブ活動で4年生から6年生30名が参加