台風一過の秋晴れのもと、霞ヶ浦からの秋風が心地よい、茨城県の美浦村立木原小学校を横田真一が訪問し、5年生48名とスナッグゴルフを楽しんだ。
グラウンドで待ち構えていた子どもたちに、拍手で迎えられた横田は、少し照れくさそうに登場すると、早速、フルショットを披露。
サービス精神旺盛な横田は一球では収まらず、フックにスライス、高い球に低い球など、自らの演出で曲芸のように打ち分け、のっけから子どもたちのハートを鷲づかみにして実技講習がスタートした。
パットの練習では、ほうきで掃くように打つというコツが説明され、横田がお手本に打ってみたが、中央の10点の部分から僅かに外れると、子どもたちからは「風だよ風」との励ましを受け、リベンジの二球目も着かずにラインを再確認していると、今度は「石じゃないかなぁ」との励まし。
とてもポジティブな5年生の応援に横田もタジタジになりながらも、チーム戦の得点ゲームでは、10点を獲得するたびにハイタッチで盛り上げ、更に子どもたちの人気を集めた。
20ヤード程の距離の目標を狙ったピッチショットでも、ダーツの形をした的に一発ではくっつかず、くっつくまで何度も挑戦する少年のような横田に、子どもたちはぐんぐん引き込まれていき、実技講習が終わったあとのテレビインタビューでは、子どもたちに囲まれ、もみくちゃになりながらの収録となった。
初めてのスナッグゴルフを体験した子どもたちは、「スナッグゴルフを教えてもらい楽しさがわかりました」、「最初はできなかったけど教えてもらって打てるようになりました」、「チーム対戦では一緒にプレーできてすごく楽しかったです」、「スナッグゴルフを知らなかったけど、やってみるとどんどん楽しくなってきました」という感想が発表された。
実技講習を終えた横田は、「ゴルフという種目の中で、裾野が広がっていくことは一番大事。僕はゴルフの業界にいてゴルフが全ての人生だから、少しでも子どもたちにゴルフへの興味を持ってもらい、ゴルフ人口が増えればゴルフ業界に恩返ができる。子どもたちには何でも良いので興味をもって夢中になってくれたらという想いで今日は協力させて頂いた。」とその想いを語った。
3限目と4限目に行われた実技講習会のあと、5年1組のクラスに招かれた横田は、子どもたちに囲まれて給食を共にし、ゴルフを始めたきっかけや、小学生の頃、広場に空き缶を埋めてのゴルフ大会を毎週開催していたエピソードや、優勝した試合のこと、ホールインワンの回数など、次から次へと飛んでくる質問に、笑顔で丁寧に答えた。
そして大会への抱負を終えた横田真一は、「美浦ゴルフ倶楽部も素晴らしいコースだし、賞金総額も最大級だし、この大会でがんばりたいと思います」と、子どもたちの応援を背に受けての活躍を誓った。
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦を主催する株式会社平和、PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供し、新しいスポーツへの取り組みを応援しており、大会までに村内3校での実技講習会が引き続き行われる。
また、大会最終日には第1回霞ヶ浦スナッグゴルフ大会の開催も計画されており、村内と近隣の小学生たちが、第1回目の総合優勝カップを狙っている。