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福島県の西郷村立熊倉小学校の5年生がスナッグゴルフを体験(11月20日)

今年8月に開催されたダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントを主催するダンロップスポーツ、福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構の3社による社会貢献活動の一環として、スナッグゴルフ・スクールセットが寄贈された、西郷村立熊倉小学校の5年生56人が、国立那須甲子青少年自然の家でスナッグゴルフを体験した。

西郷村の小学校では5年生になると、村内にある国立那須甲子青少年自然の家に教室を移しての「セカンドスクール」が行われ、月曜日から金曜日までの一週間、学年全員が寝食を共にしての学習が実施されており、今回の実技講習会はこのカリキュラムに組み込まれた形で行われた。

青少年自然の家に到着すると、3限目にあたる時間に5年生の児童たちはせっせとカレーライスを調理中で、慣れない手つきで野菜を切り、薪の火力を調整しながら、野菜を炒めたり、ご飯を炊いたりと、まるでキャンプのように楽しそうに準備に行っており、学校では体験できない特別な給食の時間を満喫していた。

その昼食のあとに行われた実技講習会は、プレイホールという室内で行われ、ローラーを使ってのパットや、ランチャーを使ってのチップショット、ピッチショット、フルショットの基本練習が行われ、実戦形式の対戦プレーでは、立候補してジャンケンを勝ち抜いた純くんと、この日の講師を務めた池田さなえプロが対決した。

体育館の床の上では、ボールがコロコロと果てしなく転がってしまうため、距離感の調節がとても難しいのだが、2打のオマケを貰った純くんの一打目は20ヤード先のフラッグのすぐ手前に止まり、2打目はわずかに横を通過したものの、堅実に3打でくっつけて、同じ3打でくっつけた池田プロに勝利した。

純くんは、「僕はみんなが出来ない経験をさせてもらい、しかもプロに勝つことができたけど、オマケがあって勝てたので、もっと練習をして今度も勝ちたいです。」と感想を発表すると、池田プロからは、「オマケを使わなくても同点だったから、逆に次回は私が純くんにリベンジをさせてね」と返されると、準くんは照れくさそうに頷き、5年生のお友だちからも冷やかしの声があがった。

西郷村を含む、しらかわ地区では、「ゴルフタウンしらかわ推進協議会」の旗振りのもと、ゴルフ場への来場客の増加を指した地域の取り組みが関連各団体・各社の協力により推進されていて、スナッグゴルフによる底辺拡大活動にも積極的に参画している。

西郷村にも、グランディ那須白河ゴルフクラブをはじめ、いくつかのゴルフ場があり、新たなゴルフへの入り口としての活用が期待される。

西郷村では、今月11月22日(土)にグランディ那須白河ゴルフクラブにて、第1回しらかわスナッグゴルフ大会が開催される計画で、しらかわ地区の小学校からの参加により、福島県での本格的なゴルフの底辺拡大活動が幕を開ける。

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  • 池田さなえプロは純くんと対戦
  • 純くんは2打目を寄せてパーとしてプロに勝利