NPO法人西の郷スポーツクラブが主催するスナッグゴルフ親子大会(日本ゴルフツアー機構など協力)が、福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブ・アカデミーコースで行われ、村内から30組の親や祖父母のペアが参加し、一打目は子どもが、二打目は親が交互に打ち、ひとつのボールを家族で繋いで楽しんだ。
白河高原の初秋の肌寒さの中、早朝より西の郷スポーツクラブのボランティアメンバーがコース設営を行ったほか、検温や手指消毒など感染症対策を講じて参加者を出迎え、スコアラーや集計なども手弁当でまかない、ボランティアの皆さんが大会を支えた。
そんなほのぼの温かな大会は、全国大会の常連校である、西郷村立川谷小6年の新井志穂さんペアがお父さんとの連携プレーで優勝し、前年度チャンピオンである姉の俐奈さんに続いての姉妹連覇を達成。自身も2019年度大会で惜しくも2位だったこともありリベンジ優勝となった。
この大会は、村内の総合型地域スポーツクラブである、NPO法人西の郷スポーツクラブが主催する大会で、毎年6月に開催されているダンロップ・スリクソン福島オープンと連携した、スナッグゴルフを活用したゴルフの底辺拡大活動でもある。
ダンロップ・スリクソン福島オープンが始まったのが2014年6月。
この大会の開催をきっかけに、東日本大震災復興支援活動の一環として、西郷村内の5校全校にスナッグゴルフ・スクールセットを寄贈しての「ゴルフで福島を元気に!スナッグゴルフ体験会in西郷村」を開催。
新規エリアの参加者としては異例の96人の応募者が集まり、池田勇太、小田孔明、藤本佳則の3名のプロが華々しくスタートイベントを盛り上げた。
更に同年11月には第1回しらかわスナッグゴルフ大会をスタート、そして2017年から親子大会も始まり、2018年には父母会も立ち上がりその本格ぶりが伺える。
働き方改革により学校での部活動が見直され始めている昨今、西郷村でのスポーツクラブによる仕組みが、この取り組みの活動促進を後押ししており、スナッグゴルフからゴルフへのステップアップへの繋ぎにも一役買っていて、中学に進学してもゴルフを続ける子どもたちが増加傾向にあるそうだ。
グランディ那須白河ゴルフクラブを拠点に、西の郷スポーツクラブの活動、ダンロップ・スリクソン福島オープンの開催、そしてスナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in西郷村の開催と、ゴルフの理想的なピラミッドが形成されている。
<大会成績上位> 9ホール/507ヤード/パー36
優勝 新井志穂ペア(西郷村立川谷小6年) 23
2位 近藤未羽ペア(西郷村立羽太小6年) 26
3位 長谷部颯ペア(西郷村立川谷小6年) 27
アルバトロス賞
新井志穂(西郷村立川谷小6年)9番ホール83ヤード
ホールインワン賞
長谷部颯(西郷村立川谷小6年)2番ホール20ヤード/8番ホール17ヤード
渡辺桜和(西郷村立小田倉小6年)8番ホール17ヤード
有賀大稀(西郷村立川谷小5年)8番ホール17ヤード
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