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第4回多古町スナッグゴルフ大会を開催。千葉地区予選会への出場校3校が決定(5月11日)

7月5日(土)に宍戸ヒルズカントリークラブで開催される、第6回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会の出場権をかけた各地区での予選会が、千葉県香取郡の多古町を皮切りに始まった。



千葉県での予選会は、一昨年まで多古町の東地区と、印西市の西地区の2会場でそれ ぞれ行われていたが、昨年から両市町以外でもスナッグゴルフが盛んになり、導入し た小学校が増えたことから、千葉地区予選会を一本化して行なうことになり、多古町 教育委員会の主催による第4回多古町スナッグゴルフ大会として開催され、町内の多 古町コミュニティプラザのグラウンドに町内の5つの小学校から50名の児童が参加し た。



あいにく、予定していた5月10日(土)は低気圧の接近による雨のために順延となり、 予備日として設定されていた翌11日(日)に実施された。しかし、天候は回復せず、雨 の中での開催となった。



多古町コミュニティプラザに特設された9ホールでの競技の結果、団体の部では多古 第二小学校Aチームが優勝して大会4連覇を達成。久賀小学校、中村小学校と共に、6 月1日(土)に総武カントリークラブ総武コースで行なわれる、千葉地区予選会への切符を手に入れ、千葉県内11校で2つの出場 枠を狙う。



優勝した多古第二小学校は第2回大会から4年連続して全国大会に出場している常連校 なので、千葉地区予選会での活躍も期待される。

この大会の運営は、主催の多古町教育委員会の職員の他、町の体育協会ゴルフ部員、 多古中学校ゴルフ部の1年生などが集まり、コース設定準備やスコアラーなど、大会 運営にボランティア協力をした。

残念ながら、多古中学校2年生と3年生、そして多古高校のゴルフ部員は、県のゴルフ 大会が直前ということで、練習のために応援にかけつけることが出来なかった。



もともと多古町では、荒れた多古高校の生徒を、熱血教師がゴルフ練習場に連れて行 き、爽快感を味あわせると同時に、エチケットやマナー、そしてルールを重んじる紳 士のスポーツを通じて、更正させる取り組みからゴルフが始まった。


多古中学ゴルフ部1年生がスコアラーを担当


やがてゴルフに真剣に取り組む生徒によるゴルフ部ができ、試合に参加するように なったものの、高校生から始めては遅いと、中学校での取り組みも始め、更に小学校 へのスナッグゴルフが導入されて今日に至っており、今では、町ぐるみのコミュニ ティツールとしてゴルフ町民のスポーツとして深く認知されている。


優勝した多古第二小学校のメンバー


このように、小学校、中学校、高校、そして社会との縦の繋がりがうまく形成されて いて、毎週土曜日の午前中にコミュニティプラザのグラウンドでは、多古中学校ゴル フ部員たちが小学校の児童たちへ、スナッグゴルフの指導を行っている。

多古中学校 のゴルフ部には、小学校時にスナッグゴルフを経験した児童が進学しており、先輩が 後輩の面倒を見るという理想的な仕組みが構築されている。


ベストスコア賞の塚本勝哉くんは
賞品のタマゴをもらった


また、中学生や高校生 は、チャレンジトーナメ ントのPRGR FINALを開催する近隣の、ゴルフ倶楽部成田ハイツリー東京国際空港ゴルフ倶楽部などで、目土を しながら指定日の夕方にラウンドプレーをでき、ゴルフ場でのプレー経験も積むこと ができるという、素晴らしいゴルフ環境が整っている。

町が一丸となった取り組みから、全国大会に向けて練習に励む、多古町の小学校の活 躍が楽しみである。

<団体の部成績>
優勝 多古第二小学校Aチーム 167ストローク <千葉地区予選会への出場権を獲得>
2位 久賀小学校Aチーム 172ストローク <千葉地区予選会への出場権を獲得>
3位 多古第二小学校Bチーム 204ストローク
4位 中村小学校 211ストローク <千葉地区予選会への出場権を獲得>
5位 久賀小学校Bチーム 213ストローク
6位 多古第一小学校 214ストローク
7位 常盤小学校 216ストローク 

<個人の部上位者>
優勝 塚本勝哉(久賀小学校4年生) 28ストローク
2位 深堀健斗(多古第二小学校4年生) 29ストローク
3位 長ケ部佑允(久賀小学校4年生) 30ストローク
4位 幸島一樹(多古第一小学校3年生) 32ストローク
5位 桜庭祐季(中村小学校4年生) 32ストローク
6位 小川実咲(多古第二小学校4年生) 33ストローク
* 同スコアの順位は生年月日による


閉会式では参加児童からお礼の挨拶があった

千葉地区予選会に進出する3校の選手たち