三ツ城小学校の竹下三奈ちゃんが選手宣誓
広島カンツリークラブ西条コースでは、土曜日にもかかわらず、子供たちのために コースを提供して頂き、更に早くやってきた児童たちに、打撃練習場を開放しての練 習環境を整えてくれるなど、心の行き届いた対応を行なって頂き円滑な大会運営につ ながった。
またこれまでも、近隣の小学校からスナッグゴルフの練習の相談があると、同様に コースを開放してくれて、子供たちを快く受け入れてくれている。
三ツ城小学校は掛け声で気持ちを一つにして挑んだ
競技は、一昨年の全国大会優勝校で、4度目の全国大会出場を狙う東広島市立三ツ城 小学校、昨年の12月14日にスナッグゴルフを導入したばかりの東広島市立板城小学 校、世羅町立伊尾小学校、廿日市市立平良小学校の4校が出場し、三ツ城小学校が圧 倒的な強さを見せて優勝した。
自己紹介と握手をして
帽子をとって一礼してスタート
三ツ城小学校の強さの秘密は、なんといっても層の厚さでる。 現在のスナッグゴルフ部員は実に33名。それでも用具の不足から入部を待つ児童もい るといい、人気のクラブとなっている。
それは、ゴルフの技術もさることながら、監督を務める久保岡律夫さんの厳格な規律 指導にも魅力がある。
大所帯のクラブでありながら、まとまりがあり、礼儀正しく、更に上級生が後輩たち の面倒を良く見るなど、社会で役立つスキルが、このクラブで学べるようだ。
ある児童のお母さんによると、そわそわして落ち着きの無かった子に改善の傾向が見 られ、更に全国大会に出場した経験が自信につながり、生活面で積極性が生まれたと いう。
すれ違う子供たちは皆挨拶をし、生活面での向上が児童にも保護者にも受け入れられ る要素だと思われる。
また、久保岡監督がスナッグゴルフの指導にあたった初期の児童たちが、白球のゴル フに移行しており本格的な活動が始まっているそうで、現在の久保岡監督の役目は、 この児童たちを受け入れてくれるゴルフ場や練習場などの練習環境の開拓だという。
これは全国的にも新たな課題となりつつあるので、新しい線路を引いてもらい、ひと つの例としても注目される。
今回、初出場した東広島市立板城小学校は、近隣の広島国際ゴルフ倶楽部で、月に1回の練習と、今回の予選会の直前には、放課後に3回ほど、 コースを開放してもらっての練習を実施させてもらうなど、ゴルフに取り組む児童が いれば、ゴルフ場は受け入れてくれる、という例も全国的に多く耳にするようになっ た。
スコア確認をしてサイン
広島県内では、枝広美子プロが精力的にゴルフの普及活動を続けており、東広島市内 においては、市内37校の全ての小学校にスナッグゴルフが導入されたそうで、市大会 の開催の計画も進んでいるといい、ますます普及に拍車がかかりそうである。
後藤國男支配人から表彰状が授与された
今後もスナッグゴルフを活用した活動の拡大により、ゴルフの技術も、児童の生活面 での向上も、そしてゴルフ場や練習場の受け入れ環境も改善されていくことを感じさ せる。
ベストスコア賞とホールインワン賞を
獲得した北村遊馬くん
<第3回スナッグゴルフ対抗戦広島地区予選会の成績/497ヤード・パー36>
優勝 東広島市立三ツ城小学校 159ストローク <全国大会への出場権を獲得>
2位 世羅町立伊尾小学校 198ストローク
3位 東広島市立板城小学校 202ストローク
4位 廿日市市立平良小学校 260ストローク
ベストスコア賞
北村遊馬 東広島市立三ツ城小学校4年生 28ストローク
5-6年生の部ベストスコア賞
門田虎之 東広島市三ツ城小学校5年生 28ストローク
4年生以下の部ベストスコア賞
渡邉歩恵夢 東広島市三ツ城小学校4年生 37ストローク
重常海斗 東広島市三ツ城小学校3年生 37ストローク
ホールインワン賞
北村遊馬 東広島市立三ツ城小学校4年生 6番ホール21ヤード
<予選会にご協力頂いた方々>
広島カンツリー倶楽部西条コース 後藤國男支配人
広島カンツリー倶楽部西条コース 井上浩二総務課長
広島カンツリー倶楽部西条コース 研修生の皆さん
広島県プロゴルフ協会 原満プロ(広島カンツリー倶楽部八本松コース所属)
高陽ゴルフセンター 枝広美子プロ(LPGA)
有限会社アクティヴ 松岡澄弘さん
原満プロから全国大会への招待状が渡された
試合後に久保岡監督から労いの挨拶がされた