広島カンツリークラブ西条コースでは、土曜日にもかかわらず、子供たちが円滑にプ レーできるように、お客様のスタート時間を事前に調整。予定していた時間よりも早 くコースの開放を行なってもらえ、コースに到着した子供たちは元気よくコースに飛 び出していき、練習を行なった。
10番ホールを使用しての交流大会には、昨年の全国大会で優勝し、今年の出場権を シード校として確定させている東広島市立三ツ城小学校、広島市立筒瀬小学校、世羅 町立伊尾小学校の3校が出場した。
交流大会は、5-6年生の部と4年生以下の部の2つの部門による個人戦が行なわれ、両 部門において東広島市立三ツ城小学校が上位を占めた。
ちなみに、5-6年生の部で優勝した、東広島市立三ツ城小学校6年生の木村涼くんの24 ストローク12アンダーという記録は、昨年の広島地区予選会で、交流参加した姫宮大 地(当時5年生)くんが記録した、25ストローク11アンダーという記録を更新する過去 最少ストロークとなった。但し、この記録は6年生の部としての参考記録となる。
また、東広島市立三ツ城小学校の今年のレギュラーチームのチームスコアは177。昨 年のレギュラーチームの予選スコアが173。全国大会では143で優勝と急成長した実績 があるので、今年のレギュラーチームにも大きな期待がかかる。
表彰式では原満プロから、全国大会への出場を決めている、三ツ城小学校のレギュ ラーチームに全国大会招待状が授与された。
三ツ城小学校の監督を務める久保岡律夫さんは、連覇に向けての準備に余念がない。 毎日、放課後に小学校の校庭を利用してのランニング、ゴムホースによる50回の素振 り、スナッグによる素振り30回、そしてショット練習というメニューで、1時間の練 習時間を有効に使う。このメニューが全国大会までは、毎日行われるという。
これだけハードな練習で、子供たちの上達もさることながら、用具の消耗も早い。酷 使されたボールはフラッグにくっつきにくくなり、ランチパッドのゴムティは切れて しまい、新しいものを購入するための経費もバカにならない。
そこで久保岡監督が始めたのが古紙の回収。近所の人たちに呼びかけて、月に1トン の古紙を回収し、そこで得たお金で消耗品を購入する。最近ではこの古紙回収に児童 達の親御さんも参加しての協力体制が、人と人との温かい輪を作る。
このような技術と絆でチームが一丸となり、三ツ城小学校は大会連覇を狙う。
【第2回スナッグゴルフ対抗戦広島地区交流大会の上位成績/498ヤード・パー36】
5-6年生の部 優勝 木村涼(東広島市三ツ城小学校6年生) 24ストローク
2位 門田健太郎(東広島市三ツ城小学校6年生) 26ストローク
3位 渡邉大和(東広島市三ツ城小学校6年生) 27ストローク
3位 梶原直樹(東広島市三ツ城小学校5年生) 27ストローク
4年生以下の部
優勝 門田虎之(東広島市三ツ城小学校4年生) 28ストローク
2位 森江遼(東広島市三ツ城小学校4年生) 35ストローク
2位 竹下三奈(東広島市三ツ城小学校3年生) 35ストローク
2位 吉谷侃士(広島市立筒瀬小学校3年生) 35ストローク
<予選会にご協力頂いた方々>
社団法人広島カンツリー倶楽部西条コース 後藤國男支配人
社団法人広島カンツリー倶楽部西条コース 井上浩二総務課長
社団法人広島カンツリー倶楽部西条コース 研修生の皆様
広島県プロゴルフ協会 原満プロ(広島カンツリー倶楽部八本松コース所属)
高陽ゴルフセンター 枝広美子プロ
有限会社アクティヴ 松岡澄弘様