KidsGolf

池田勇太が福島県と愛媛県の子どもたちとスナッグゴルフで楽しむ(8月20日)

前日までの疲れもなんのその。
関西オープンでは最終組で優勝争いを演じた池田勇太が、新幹線と船を乗り継いで やってきたのは、愛媛県越智郡上島町にある生名(いきな)島。
広島県との県境にある一周20分ほどの瀬戸内海に浮かぶ小さな島だ。



出身校の東北福祉大学との縁があり、今回のサマーキャンプの講師として池田に白羽 の矢が立ち、厳しい移動スケジュールではあったが池田は快諾した。



福島県では、東日本大震災の影響で、1年半が経とうという現在も、不自由な生活を 送っている環境から、恒例のサマーキャンプに、自由に屋外で遊べない福島県の子ど もたちを招待することになり、地元の愛媛県を中心とした四国の子どもたちとの交流 会も兼ねて行われることなった。
4泊5日のサマーキャンプのスケジュールの中には、スナッグゴルフの他にも、海水浴 やシーカヤック、人形劇にスイカ割り、座禅や写経など、近隣の佐島や弓削島などを 行き来して行われる、行事がぎっしりと詰まった楽しいイベントだ。



前日に現地入りした福島の子どもたちと、地元の子どもたちとは、顔を合わせてまだ 数時間という環境ではあったが、池田のフルショットで始まったスナッグゴルフ体験 会は、スタートから笑顔が広がり、池田もそれに応えるように噴き出す汗を拭いなが らの熱血指導で、子どもたち一人一人に丁寧に声をかけて楽しませた。



体験会の締めくくりには、福島県代表の同じ名前の勇太くんと、愛媛県代表の唯人く んが、池田から2打のおまけをもらってゲームに挑戦し、実践プレーも体験して楽し んだ。池田の3打に対して唯人くんはおまけを引いて3打、福島の勇太くんは苦戦して の8打だったが、池田と握手をして挨拶をする姿は凛々しさを感じさせた。



体験会を終えた池田は、「福島の子どもたちは思いっきり屋外で遊べず、仮設住宅な どで不自由な生活を送っている。今日は楽しく遊んでいる笑顔を見ることができて良 かった。試合のスケジュールの合間に、被災地に行くことはなかなかできないが、こ ういう機会をいただいたことで、一緒に遊ぶことができた。」と話し、更に、「ガキ の頃は昼間に体を目一杯動かして、そして夜にぐっすり眠ることが大事だから、今日 はそういうふうになってもらえたらいいね。」と自身の子どもの頃の記憶に重ねて子 どもたちの満足度もかみしめた。



池田は体験会を終え、再び船と新幹線を乗り継いで福岡入りし、今週開催のVanaH杯 KBCオーガスタに備え、更に来週月曜日には、震災復興支援イベント「ゴルフで宮城 県を元気に!スナッグゴルフ体験会in岩沼市・名取市」の講師として被災地の子どもたちとス ナッグゴルフを楽しむ予定だ。