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藤田寛之が2回目のゴルフ伝道師、浜松市立入野小学校へ(5月9日)

子供たちの歓声が校庭に響き渡った。スナッグゴルフの実技講習会に講師として登場したのは、ツアー通算18勝、2012年には賞金王にも輝いた藤田寛之だ。9日「ゴルフ伝道師」として、静岡県の浜松市立入野小学校を訪れた。講習会には5年生の77人が参加し、スナッグゴルフの説明のあと、10班に分かれて実技指導が行われた。初めてスナッグゴルフをする子は、苦戦する子もいれば飲み込みが早く上手な子もいた。それでもみんな笑顔、終わったあとの感想は、ほとんどの子が「楽しかった」と口にした。講習会の最後には、藤田先生と生徒がガチで対決するコーナーが設けられた。熾烈な?じゃんけん競争を勝ち抜いた福嶋尚興君がその対戦相手の権利を獲得。プロに対して2打のハンデを活かして、見事に勝負を引き分けで終えた。福嶋君は対戦には「緊張した。でもスナッグゴルフはクラブを振るのが、楽しかった」とご満悦。


 

藤田プロは、実技講習会のあとは、51組の生徒さんと一緒に給食を食べ、和やかな雰囲気のなか、いろんな話を交わした。午後は体育館で、5年生の他に6年生も加わり、「夢を持とう」というテーマで講演。藤田自身の半生を振り返りながら、小学生6年の時に友人がゴルフをしていて初めてゴルフという競技に興味を持ったというエピソードを打ち明けた。そして、夢を持つことの大事さ、できなかったことに対して「なぜ?」という疑問を持つこと、大事な人の意見を聞くことなどを説き、成長に必要なことは何かということを子供たちにわかりやすく説明した。


 

日本ゴルフツアー機構(JGTO)では、小さい子供たちでも気軽にプレーできるスナッグゴルフを活用したゴルフの底辺拡大活動を2003年から始めており、スナッグゴルフを寄贈した学校数は、昨年末までで532校にのぼる。JGTOでは、ヤマハ株式会社が展開し、契約プロでもある藤田が校長を務める「ヤマハジュニアゴルフスクール」と連携し、浜松市内の小学校全校にスナッグゴルフの導入を計画しており、今回はその一環の活動となる。藤田自身は、2010年に山梨県の小学校を訪れており、今回が2回目の「ゴルフ伝道師」となる。参加した子供たちの表情に「プロゴルファーを見るのも初めてだろうからなぁ。でも子供たちの反応が良かった」と目を細めた。


 

今回参加した子供たちが「ゴルフを初めてだったけど、楽しかった」「ゴルフに興味を持った」「これからも続けたい」という感想を述べていた。その言葉通りに、ゴルフに興味を持ち、ゴルフをする,あるいはゴルフを見る、といったゴルファーに成長していってくれれば、これ以上の喜びはない。


【日本ゴルフツアー機構・ヤマハジュニアゴルフスクール・浜松市との取り組み】
一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)では、男子プロゴルフトーナメントの開催自治体や震災復興に取り組む自治体と連携し、小学生が手軽に校庭や体育館でプレーできるスナッグゴルフを活用したゴルフの底辺拡大活動を 2003 年から展開、2023 年 12 月末時点のスナッグゴルフ寄贈校数は 532 校となっています。
しかし、進学する中学校にゴルフ部が無いため継続したゴルフへの引継ぎが課題となっており、そこでヤマハ株式会社(本社:浜松市)が展開する「ヤマハジュニアゴルフスクール(校長:藤田寛之プロ)」と連携、小学校でスナッグゴルフを経験した子どもたちの受け皿となり、スナッグゴルフからゴルフへのステップアップと、継続したゴルフを学ぶ機会を提供していくべく、浜松市内全校(97 校/2023 年度末時点)へのスナッグゴルフの導入を計画しています(2023 年度末までに 8 校導入済み)。