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三重県の桑名市立桑部小学校でスナッグゴルフ実技講習会を開催(6月18日)

三重県の桑名市立桑部小学校でスナッグゴルフ実技講習会が行われ、4年から6年までの児童105人が2限目から4限目までの各1コマを使ってスナッグゴルフを体験した。



桑名市の小学校では、東建ホームメイトカップにおける地域貢献活動とゴルフ普及活動の一環として、日本ゴルフツアー機構(JGTO)からスナッグゴルフ・スクールセットが寄贈されており、昨年末までの導入校数は市内全29校中25校となっている。


今年4月の東建ホームメイトカップ最終日に行われた、第25回桑名スナッグゴルフ大会には、桑部小からの参加を含め、市内各校から総勢40名が参加して大会をにぎやかに演出してくれた。



桑部小学校には昨年末に用具が導入され、新学期の4月からクラブ活動でのスナッグゴルフの練習が始まり、現在10名が在籍して月1回の活動を楽しんでいる。


この日の講習会の講師を務めたのは、桑名市在住の酒井一也プロ。市内の深谷小学校の卒業生でということもあり親近感を感じてもらい、優しく丁寧な指導で児童たちはメキメキと上達。

講習会の締めくくりの実践ゲームのガチンコ対決でも、体育館の高速グリーンで児童がガッカリしないよう、ローラーの振り幅の指導でも優しくサポート。

そんな酒井プロは、現在JLPGAツアーで活躍の池ヶ谷瑠菜プロの師匠として、トップ選手のサポートも行なっている。



夜半からの豪雨で、児童の登校は大丈夫なのか、体育館での実技講習会は行われるのか、との心配もよそに、打ちつける雨音よりも元気な児童たちの弾む声で、実技講習会は無事に行うことができた。


参加した児童たちは、「酒井プロに分かりやすく教えてもらい上手くできた」「ゴルフもスナッグゴルフもしたことがないけど酒井プロに教えてもらってスナッグゴルフに興味が持てました」「酒井プロが皆んなの前でお手本を見せてくれてすごく分かりやすかったし、酒井プロのおかげで皆んなもスナッグゴルフが上手になった、ありがとうございました」との感想を発表。



それを受けた酒井プロは自身の幼少期の苦い思い出を発表。


「僕には弟がいるんだけど、皆んなと同じ小学生の頃、家のガラスを割ってしまい、それに気づいた母親が弟が割ったと勘違いして弟が叱られた。僕はその時に自分が割ったことを言えなかった。あれから50年以上が経つけど、弟も母親もそんな事は覚えてないと思うけど、ぼくは今でも心の中に、申し訳ないことをしたなという気持ちが残っている。だから皆んなは間違ったことをしたら、ごめんなさいと謝って次に進んでくださいね。」

というエピソードを話し、子どもたちに道徳的な要素も学んでもらう機会となった。



引き続き桑名市では、市内全校への導入を目指して、地道な活動が続けられていく。