
鈴木晃祐がゴルフ伝道師に。子どもたちに伝えたい2つのこととは(2月17日)
2日続けて笠間市でゴルフ伝道活動だ。
きょう17日の主役は今年プロ3年目の鈴木晃祐(すずき・こうすけ)。
昨年のスナッグゴルフ全国大会で3位に輝いた笠間市立稲田小学校を訪れた。
鈴木は実技講習会が始まる直前まで、スナッグゴルフを少しでも知ろうと冊子を読み込むほど誠実で、校長先生も「爽やかな好青年」と太鼓判を押すほどだ。
講習中も、子どもたち一人ひとりの目を見ながら丁寧にアドバイスして回り、「プロ!」とあちこちから呼ばれ終始大忙し。
講習の最後には「スナッグゴルフを始めたいと思いました!」の声も。みんなにゴルフの楽しさを教える役目をしっかり果たした。
また、何度も声に出してシミュレーションをしてきたという講話「夢を持とう」では、ジュニア時代から活躍してきた自身のこれまでを振り返り。
自身の人生におけるターニングポイント「石川遼プロとの出会い」「ジュニアスクールへの入会」「日本ジュニア優勝」「プロ転向」の4つを紹介してくれた。
中でも石川遼は自身がジュニアのころ練習場が一緒で、サインをもらったときからファンクラブに入るほど憧れの存在。その石川とプロになって試合で一緒の組になり、2人そろってイーグルを取ることができたという感慨深い思い出話もあった。
最後には夢を持つうえで伝えたいことを2つ。
「大人になるまでは夢に没頭する」「夢は大きくもつ」。
ナショナルチームに所属していた経験や12歳から高校生まで通っていたジュニアスクールなど、ゴルフ一筋で人生を歩んできた鈴木ならではの夢とのかかわり方だ。
「すごく緊張しました。でも伝えたかったことが伝えられたので」
人前で話すことは苦手と話す鈴木だったが、その何事にも真摯に向き合う姿勢は確実に子どもたちに伝わった。
そのしるしに講話終わりにもサインを求める児童が鈴木のもとに。
強い風が吹く中、校舎の外まで元気にお見送りにきてくれた子どもたちに手を振り、1日を締めくくった。