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ブリヂストンオープン 2000

宮本勝昌が今季初のトーナメントリーダーに

ショットを打ち終えるたびに、宮本がしきりに素振りを繰り返す。
「調子の悪さがつい、そうさせるんです。思いどおりに打てなくて1打1打、こうしたほうがいい、ああしたほうがいい、って、あれこれ考えて、目の前のショットのことを考えるだけで一杯一杯。そんな自分がトーナメントリーダーだなんて、信じられない」。

ホールアウト後も、この日のプレーがすぐに思い出せない。
「出だしのボギーだけは覚えているけど…。今日はまったく余裕がなかったから」と、苦しみながらも2位と3打差。
 
「明日は、このまま第4コーナーで先頭に立って、馬群にのみ込まれないうちに、鼻差で逃げきれればいいけど」と、いよいよ最終日の優勝争いを趣味の競馬をたとえて笑った。

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