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ダイドードリンコ静岡オープン 1999

優勝した金鍾徳

「アマチュアスタイルの、極端なオープンスタンスのパッティングが勝因」と、金は笑った。
勝ちを決めたのは、14番ショート。
ピン右上からの7メートル。
「速くてフックラインの難しいライン」(金)を沈めて、第2ラウンドからひとつ落としていたスコアを獲り返した。
「これ、大きなポイント」と、歯を見せた。

最終18番。グリーンカラーからのバーディパットは、4度も仕切りなおした。
それは、打つ瞬間にさいさんフォローの風が吹いたのが気になって、が表向きの理由。
本当は、「プレッシャーが少しだけ」茶目っ気いっぱいに答えた。
1997年のキリンオープンから、2年越しのツアー優勝。
「2年間、プレーしてきて、ようやく日本のコースに慣れてきたみたい」という。
今季は、開幕前から日本ツアーに腰を落ちつけることに決めていた。
その矢先のV獲得とは・・・。
金が、今後、目の離せない存在になることは間違いない。

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