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Philip Morris Championship 1999
横田真一は、使いはじめて3週目の中尺パターで好発進
しかし、それをあえてまっすぐで勝負していけるのも、3週前の東海クラシックから使いはじめた中尺パターのおかげだ。
長くもなく、短くもなく…。ノーマルなパターと、尾崎健夫などが愛用している長尺パターに見なれている人には、横田の使うパターに、一瞬、目を丸くしてしまうかもしれない。
横田の使いはじめたパターは38インチ。
「左に打ったら左に、右に打ったら右に出る、いわゆるフックスライスのラインが苦手で、1試合で5本くらいパター持ってきて、迷ってたこともある。
なんかいい打開策をさがしていた矢先に、たまたま先々週の東海クラシックで試打用のパターのなかからこれを見つけてね。
長いすぎると不安だけど、この中尺だと、安心して打てる。
ややこしいラインも惑わされずに、まっすぐストロークできるんです。とても感じいいんですよ」(横田)
18番、536ヤードのパー5はピンまで10メートルのイーグルパット。本来なら、大きくフックして最後にスライスするようなライン。これを横田は、迷いなく、カップに向かってガツンとストレートに狙っていった。イーグルパットは惜しくもOK距離にはずしたが、こんな勝負に出れるのも、中尺パターのおかげだ。
最後はきっちりバーディで締めて、8位タイ発進。
「今週は13位狙い」という。なぜなら、13位の賞金404万円稼げば、「今季の通算獲得賞金が1400万円を超えるんです。そしたら少し、シード権が楽になるから」 そんな細かい目標ではなく、せっかくなら、ドンと優勝を狙ってもらいたい。