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<ワールドカップ情報>日本ペアは4アンダー9位タイスタート
精神的な強さまでをも要求されるラウンドとなった。
8時42分にティオフした日本チームは、2人とも素晴らしい第1打を放ったものの、バーディチャンスがなかなか決められない。
おまけに天候は悪化するばかりで、途中は歩くのもやっという状況だった。
それでも、2人とも高い集中力を保ったまま。
耐えに耐え、ついに迎えた最初のバーディは7番パー4。
平塚が打った残り210タード第2打は、ピン横1メートルを刺した。
この勢いに乗って、次は谷原だ。
8番パー3。6番アイアンのティショットはこれまたピン横1メートル。
荒天の中、2アンダーで折り返す。
12番パー4では、谷原が奥から7メートルをねじこんだ。
ボギーなしの4バーディ、67ストロークで激闘の初日を終えた。
前日から、谷原ばかりか平塚まで背筋痛を訴えていた。
依然として降りしきる雨の中、ずぶ濡れで上がってきた2人はさすがに疲れた表情を見せたが、互いを思いやる気持ちは忘れない。
「谷原、ゴメン。最後のホールのパーパット、気が抜けて外してしもうた。ごめんな」と平塚が頭を下げた。
「ホントっすよ。おかげで頭の中がタッチ、タッチで合わせるパッティングになったじゃないですか!」と、谷原がおどけて答える。
「厚めに打っとったな・・・」と、平塚。
「・・・でも、厚めにいくしかないでしょ!」と、くだけた谷原の物言いに途端に緊張を解いた2人
「本当にグリーンが難しい!タッチがあわないっスね!」(谷原)
「明日ももう一丁!! 頑張ろうな!」(平塚)
「はいっ!!」(谷原)
11時10分に、コロンビアチームとともにスタートする翌2日目の4サム競技にむけて改めて、一致団結だ。
ひとつのボールを交互に打っていくこのゲーム方式は、自分のミスが相手にダイレクトに響くという意味からも、よりプレッシャーのかかるラウンドとなるが、2人の気持ちを1つの白球に込めて戦えば、自ずと可能性が開けてくるはずだ。
なお、大会初日は南アフリカとアルゼンチン、スウェーデンの3カ国が7アンダーで首位に並んでいる。
南アフリカのR・サバティーニとR・スターンの話
「私たちは、南アフリカで考えるとDチーム又はEチームにランクされるが、これに勝ってBチームくらいにはなりたいね! バック9に非常にタフなホールが多いのでこれをうまくプレーすることができればチャンスはある」