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宮本勝昌は選手会長として、そして何より選手として
ピンにピタピタとつけるアイアンショットで、バーディ量産。
同組で回った杉原も、石川遼には手取り足取りの指導をするが「宮本くんは、ほっといてもかまへんから」と、冷たくあしらわれても腐ることなくどこまでもマイペースに、約1ヶ月後にはその姿をトーナメント仕様に変えているだろう名門コースの感触を入念に確かめた。
共同インタビューではこの新規トーナメントのスポンサーに対し、選手を代表して心からの感謝の言葉を寄せた宮本。
そして、迫り来る本番にむけて気合いを入れた。
「今日も凄く調子が良かったし、スコアも良くて、本戦まで取っておきたいショット、アプローチがいっぱいありました。ぜひ、これを維持したい。飛距離でも、石川くんにはまだまだ負けません!」。
気炎をあげるなり、「選手会長は責任重大。石川くんにも、簡単に勝たれることのないように頑張って」と、かたわらのドンにさらに突っ込まれ、いつもの明るい笑顔で大きく頷いていた。