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日本プロゴルフ選手権大会 2000

「設計者の意図を壊さない、コースセッテイングを…」大会競技委員長・田村宗一さん

「我々は、コース設計家のマイケル・ポーレット氏の設計意図、―ホールロケーションによって、セカンドショットをどこに落すかを考えさせる。さらに、そのセカンドショットを打つためにティショットで第2打をどこに置くか、をプレーヤーに考えさせる―を壊さないコースセッティングを大前提に、今日まで会場作りをしてまいりました。

 ラフは、ブルーグラスという洋芝です。この芝の成長度を予想して、先週水曜日に 56ミリのモアで刈り止めをし、今日(水曜日)で8日目。ラフの長さは、150ミリまで成長しました。

 当初は、1日でラフが1センチ成長するとして、最終日の段階でようやく150〜160ミリの長さにまで達しているだろう、と予想していたのですが、これに反して成長が非常によく、すでに開催を迎える前に、目標の長さに達してしまいました。

 いいライを作るため、フェアウェーの目数を増やそうとコース側にムリをお願いし、多量の肥料などを散布しましたので、その影響が出ているのだと思いますが、このぶんだと、当初目標としたコース難易度も、かなりあがるのではないか、と今から想像しております」

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