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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2008

選手会長・宮本勝昌が「来年もよろしくお願いします!」

ジーブの優勝副賞の日産のゴールデンキーをスピーチの掴みにちょっと拝借…!
30〜30歳後半のチャンピオンに混じり、今年は20代の甲斐慎太郎と、藤島豊和がツアー初優勝。また初シード組は13人と、今年の男子ツアーは世代交代が一気に進んだ感がある。

中でも石川遼の存在がひときわ輝く。

今年のジャパンゴルフツアーのギャラリー数は、昨年より11万3698人増。
動員した合計52万565人は、賞金王の片山晋呉も「ゴルフを知らない人も応援にきてくれるようになってありがたい」と言ったように、新たなファン層が拡大したのも何より石川の活躍があったからだ。

石川が1打差3位からスタートしたこの日も、最終日としては過去10年間で大会最多の1万4051人を記録。
朝7時の開門前から長打の列が出来た。
スタジアム風になった18番グリーン周りには、まるでオーガスタよろしく早くから場所取りのビニールシートが咲き、最終組が近づくころにはギャラリーでぎっしりと埋め尽くされた。

まさに男子ツアーにとって激動の年となった2008年を象徴するようなフィナーレに、今年の選手会長がぜひとも言っておきたいことがあった。

ゴルフ日本シリーズJTカップの表彰式は閉会セレモニーをかねており、今年1年の感謝の気持ちをこめて、出場全選手が参加するのがならわしだ。

その締めとして壇上に立った宮本勝昌は無事、今季のスケジュールが終了したことへの礼を述べたあとにこう切り出した。

「今年1年を振り返ってみますと、まずは開幕戦のホームメイトカップ。私の優勝でツアーがスター
ト致しました…!」。

初就任の今年は開幕前から普段、着慣れないスーツを着て各財界をまわり、会議やツアーの宣伝に明け暮れた。
練習時間を割いて奔走する姿には妻・朋美さんも心配していたものだが、のっけからしっかりと結果を出して安心させたこと。
本業でも存在感をアピールできたことも、ツアー発展のひとつの材料となったことは間違いない。

もちろん、浮かれてばかりはいられない。
大事なことは、今の活況を持続させること。
「来年以降もゴルフ人気をもっと高めていかないといけない」と、改めて気持ちは引き締まる。
「僕も1年間、良い経験をさせてもらい、視野も広がった。今後も新たな試みをしていきたいし、やる気が出ます…!」と、宮本は言った。

特に、今年は賞金総額が軒並みアップした年でもあった。
昨年比5億8000万増の、36億2000万。
「この不景気の中、各トーナメントのスポンサーのみなさまのご厚意には本当に感謝します。これからも選手みんなでツアーを盛り上げて参ります!」。
満員のギャラリーの前で、約束した。

  • 選手会長として、そして選手として盛り上げた2008年!
  • 閉会セレモニーの最後は選手全員で記念撮影

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