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PGA・JGTOチャレンジII 2006
韓国のドンファンは1打差の単独2位発進!!
そう笑顔で語るドンファンは、この日、9バーディーのノーボギー、トータル63の単独2位でホールアウトした。
今日はアプローチとパットが共に冴えていた。8番では残り105ヤードから52度のウエッジでグリーン手前に運び、カラーからの5mを沈めた。
そのままの勢いで、11番では、残り106ヤードからピン横3mのスライスラインを読みきってバーディー。今日のベストプレーとも言える13番でのパットは、右から15mをものにした。
この成績でも「まだ3つは取れていた」という程、絶好調なドンファンには、それを裏付ける実績がある。2002年に韓国アマを制覇し、2004年の日本アマでは、当時中学2年生の伊藤涼太を決勝で破り、日本アマのタイトルを史上最年少記録で制覇した。アマチュアで日韓のトップに立った後、翌年にはプロに転向し、今シーズンから日本ツアーに挑戦。プロとしてツアーデビュー戦のJCBクラシックでは予選落ちしたが、前週のよみうりオープンでは20位タイで締めくくり、トッププロと勝負できる力を見せつけた。
ドンファンは本日のプレーを振り返って、「レギュラーツアーは4日間だが、チャレンジは2日間。守りに入るのではなく、攻めに行った結果」
「(決勝や最終組での)プレーは慣れているし、勝ち方は自分でも分かっている。明日はティーショットが曲がるのを修正したい」と話す。
言葉の端々からは、ツアーに焦点を当てた戦い方が伺える。
今大会の優勝者には来週6/29(木)〜7/2(日)に茨城県で行われる「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の出場資格が与えられる。
この出場権を自分のものにすべく、19歳の若手ホープが逆転優勝に挑む。