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東建コーポレーションカップ 1999

会場の人気者

会場内ギャラリープラザの一角に、「手作りパン屋さん」が出店され、観客の人気を呼んでいる。
パンを作っているのは地元・薩摩郡樋脇町にある知的障害者授産施設・新葉学園のみなさま約30人。無添加のあんぱん、ジャムパン、メロンパンなど7種類を予選日600個、決勝日には800個を毎日朝5時から同施設内でこねて、焼き上げたもの。どれも、焼き立てでほんわかおいしく、前組のプレーが終了するまでにすべて完売する売れッコぶり。
「きのう買ったパンがおいしくて、と言って、翌日も会場にわざわざ足を運び、買いに来てくださる方もたくさんいらっしゃったんです。作ったみんなも、作り甲斐があるって大喜びです」とは、会場で売り子もつとめる、学園副園長の高橋多恵子さん。パンの売上金は、施設利用者の作業工賃にあてられる。