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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009

ドンファンが「僕のこと、忘れないでいてください!」

昨年は3位。一昨年の今大会では嬉しいツアー初優勝。また昨年は、ディフェンディングチャンピオンとして、練習日の火曜日にコース近隣の西宮市立塩瀬中学校を訪れ、地元の子供たちと触れ合いの時間を持った。

この全英オープン日本予選最終戦「ミズノオープンよみうりクラシック」でこの2年間、常連的存在だった韓国のドンファンの姿が今年は見られない。

昨年12月から、母国で成人男子の義務と言われる2年間の兵役に就いて、いまは軍のスポーツセンターに配属され、厳しい訓練生活を送っている。

毎朝5時半に起きて寄宿舎の風呂場やトイレ掃除。朝食をとったあと、テコンドーなど武術を徹底的に教え込まれているという。

近頃は、ようやくゴルフの練習もさせてもらえるようになったそうだが、それも1日たったの20分だけ。
原則、携帯電話も禁止だそうで、連絡が取れるのは定期的に許されている家族、親族との面会時のみという徹底ぶりだが、それでも持ち前のガッツと明るさで、懸命に日々を送っているドンファンが、親しいツアー関係者を通じて国際電話で日本のファンのみなさんに向けて、メッセージをことづけたのでここに紹介します。

「こんにちわ、ドンファンです。兵役に就いて約半年。ようやく今の生活にも慣れてきて、苦手だった掃除も上手に出来るようになってきました(笑)。
僕はなんとか元気にやっています。ここでいろんな事を学び、苦しいことも一生懸命に乗り越えて、また優勝争いが出来るよう、もっと強くなって戻ります。そのときまで、どうかみなさんも僕のこと忘れないでいてくださいね!」。

2007年の今大会時は20歳と2ヶ月。
プロとして、当時のツアー最年少優勝記録を塗り替えたドンファンも、次に帰ってきたときには24歳。
そのとき、再びこの舞台でどんな成長ぶりを見せてくれるか楽しみだ。

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