ファイナルＱＴ3日目、この日ノーボギー4バーディーの６８でホールアウトしたのは寺岡裕隆。
「パッティングの好調につきます」と、この3日間を振り返った寺岡は、競技初日にカラーからの10メートルのパッティングを決めた時、自身の攻めのパッティングに手ごたえを感じたという。

この日も15番ホール（西コース) のセカンドをピン左手前6メートルへ。スライスラインをしっかり読みきりバーディ。トータルを9アンダー、2位タイで競技を終了した。

この日、決勝ラウンド進出へ向け戦う寺岡の下には、地元千葉県から父が応援に駆けつけた。
「父の前でいいスコアが出せてよかったです」と、話した寺岡の表情はプレー中の厳しい表情とは一変、ホッとした様子。

今回が4回目のＱＴ挑戦、そして初めてのファイナルＱＴ出場となる寺岡。話題が明日の予選最終日に及ぶと、さっきまで見せていた安堵の表情はいつの間にか消え、「上位でフィニッシュして、まずは決勝。いい順位で終われるようにしたいです」と、足早に練習場に向っていった。