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日本オープンゴルフ選手権競技 2000

「思えば一昨年前、ヒデに負けたことが連覇につながった」

新世紀にむけて「これからも若手の壁で有り続けたい」と尾崎直道

 20世紀最後の記念大会を連覇で飾った直道は、「思えば、一昨年前のこの大会で、田中君に逆転負けしたことが、『まだ若いもんには負けられん』という気を起こさせてくれたのかもしれない」と話した。
 2位と3打差でスタートしながら敗れた98年大会。
 昨年はそのリベンジに燃えて勝ち、そして今年は、あのとき逆転負けを許した田中との2度目の勝負となった。

 「そのヒデちゃんに勝って2連覇も果し、少しは僕も若手の壁になれたのかな、という喜びもあります。これから21世紀もまだまだ僕は、そういう壁で有り続けたい」とキッパリ。

 そして、今回の連覇によって、さらに大きな抱負も生まれつつある。
 「やはり、今、メインであるアメリカツアー。
 今年は春先、調子が悪くて、正直、もう撤退してしまおう、と弱気になったのも事実です。でも今回の2連覇が、その活路になってくれるような気がしてきました。
 これからもういちど、新たなるチャレンジをしてみようかな、という気持ちになっています」

 直道は、この翌日月曜日には再び渡米し、米ツアーに復帰する。

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