尾崎はこの日、同じくスペインに遠征した細川和彦と同組でラウンド。共に時差ボケに悩まされながらのラウンドとなった。

　尾崎直道＝写真左「月曜にスペインを発って、ロンドンのヒースロー空港を経由して、夕方5時発。火曜日の夕方、ヘトヘトになって家に帰ってきたよ。ＶＩＳＡのコースはこれまでずっと出場しているし、庭のようなもの。コースの感覚は沁みついている、ということで、今週はぶっつけ本番にして、もうその日は移動はせずにマッサージをしたりとか、子供と遊びながらリラックスして過ごしたんです。体力温存のスケジュールでね。

　でもやっぱり時差ぼけには勝てなくて、昨日は夜10時には寝たんだけど、夜中の1 時11分に目が覚めてしまってそれから朝5時まで寝られなくてね。まいったよ。カズ（細川和彦）にも聞いてごらん。彼もすごい時差ボケだったはずだから。

　この状態でも、きょうはアイアンショットが非常に良くて、一緒に回った中で1番ボクがまっすぐ行ったんじゃないかなあ。パットのほうは、ここのグリーンは速さがあるから大丈夫。ボクは遅いより、速いグリーンが好きですからね。

　あと3日は、体調を整えて最後まで、追いつかれないように完走したいと思います」

　細川和彦＝写真右「きょうはダメ。なんか体がフワフワしちゃって、変な感じです。時差ぼけ。きのうの夜は3回も起きてしまいましたよ。結局、5時間くらいしか寝れなくて。かなり体に疲れがたまっている感じです。

　スペインは、3回まわってようやく慣れてスコアが出せるような、非常に難しいコースだったけれど、プレーしていて非常に楽しかった。タイガー・ウッズなんかと一緒の舞台で回れるなんて、なんかいいですよね。

　きょうはスロースターターになってしまったけど（通算イーブン46位）、明日以降、追い上げていくつもり」

★『アメリカンエキスプレス選手権』の尾崎直道の成績は76、71、69、79の295で40 位タイ。細川和彦は73、73、72、80のトータル298でまわり53位だった。

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