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日本オープンゴルフ選手権競技 1999

「リベンジをやりたい」4アンダー、首位スタートの尾崎直道

「初日は、イーブンパーでまわれればいいかなと思っていたのに、4アンダーでも出て、いい貯金ができました。パットの調子がいいね。速さが、(参戦中の)アメリカ(ツアー)のグリーンとちょうど同じくらいなのかな。ぼくに合っているみたい。朝のうち雨が降って、ちょっと遅めにはなっているけど、申し分ないスピードだね。
 パットは、全日空オープンで、悪すぎたから(先週のジュンクラシックを休んで)家でかんばってみました。ぼくのパターンとしては、8〜10ヤードくらいのパットはカップの近く止めようとする傾向にあるんだけど、きょうは80センチ以上のいやらしいの残したのは一発もないんだ。

 フェアウェーもよくキープできたしね。14発のうち(パー3ホール4つを除くホール)10発フェアウェーをキープできたら、パーフェクトだよ。最高。

 ドライバーもすべていいし、ゴルフに自信を持ちましたね。なんといっても精神のスポーツですから。

 9月は、マッチプレーと、全日空とこれ、会場を北海道にしぼり、洋芝のコースにこだわってスケジュールをたて、この大会に備えました。

 日本オープンのタイトルをぼくはまだ持っていないけど、なくてもそれを補えるものを自分はもっているという気持ちがある。だから、日本オープンだからっていうこだわりはないけど、負けた悔しさは果さなくちゃいけない。

 昨年はパットで自滅した。そういう負け方は、だらけちゃうけど、しばらくするとファイトが湧いてくる。ぜひリベンジをやりたいと思います。そういうプレッシャーも好きにならなきゃいけない年齢です」

★昨年の大会、最終日、首位でスタートした尾崎は、崩れて田中秀道に逆転負けしている。

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