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『Handa Cup プロミシングゴルファーズトーナメント 〜アンダー30〜』 29歳の伊藤元気が首位タイスタート!

このスカイウェイカントリークラブは、誰しもが「アウトコースで稼いでインコースで耐える」のが定石。
厳しいピン位置を考えると、今日も例外ではなかった。

しかし、伊藤元気はアウトをイーブンパーでまとめると、インで3バーディ。
13番では右のエッジから3メートルの距離を沈めたかと思うと、15番ではワンピンにつけバーディ。
18番は2オンを狙ったが惜しくもグリーン手前のバンカーに。しかし、難なくバンカーからピンに寄せてバーディ。

内容のあるゴルフで、初日3アンダーは首位タイに付けた。

自分では「29歳だから最後のチャンス」と意気込む。
小野東洋ゴルフ倶楽部では予選落ちしたが、今大会の大会会長の半田晴久氏からの推薦を受け、本戦に駒を進める事になった。

出場が決まるや否や、さっそく先週の金曜日に1.5ラウンド、昨日に1ラウンドをこなし、入念な準備をしてきた。
「ティショットをフェアウェイにおくこと」を心がけ、好調だというドライバーに託した。

そのドライバーには絶対の自信がある。
2002年には静岡県の東名カントリークラブで開催された「ゴルフダイジェスト ドライビング日本一コンテスト」に出場。

世界のドラコン日本代表決定戦も兼ねたこの大会で、驚異的な383ヤードをかっ飛ばし、見事に日本代表に選出された。
ラスベガスで行われたドラコンの世界大会でも優勝はならなかったが、ゴルフ界でも飛ばし屋して名高いジョン・デーリー等と対等に戦い、368ヤードをマーク。
その飛距離は、今なお平均飛距離で300ヤードを上回り、迫力のあるティショットが魅力なプレーヤーだ。

「このコースはそう簡単にドライバーを振れるコースじゃない」と、飛ばし屋が有利なコースではないものの、距離が短いホールが多いだけに、好調のドライバーが功を奏すか。
後は、「今週は強めに打つ」と決めたパッティングが入ってくれば、このまま優勝争いの筆頭となる。



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