記事
「とおとうみ浜松オープン」の開催まであと100日、歴史の新たな幕があく!!
大会の開催をきっかけに、地元・静岡を元気にしたい。大好きなゴルフをもっともっと浸透させたい……。事務局的団体の「合同会社 ボランタリートーナメント浜松」は、そんな純粋な思いにかられた人々の集まりである。「みんなで作るゴルフトーナメント」を合い言葉に、地域参加型の大会を目指して発足された。
大会運営の資金のほとんどが、チケット収入でまかなわれる。大会週の5月16日・月曜日から、22日・日曜日までの7日間の前売り通し券(21,000円、すでに発売中)には、プロアマトーナメントや、開催記念パーティ参加の抽選券付きだ。
あの石川遼と、一緒にラウンドが出来るかもしれない。でっかい夢もついてくる。
そして同時に、大会の成功もこのチケットの売り上げにかかっている。それと、何より大会に携わる人々すべての熱意と。
夢も大きいかわりに、リスクも高い。「だからこそ成功すれば、今後のゴルフトーナメントのモデルケースになれる」と、芹澤も考えている。
たとえばサッカーのJリーグ。「地元地域と一緒に発展した良い見本。あれを、ゴルフでもやれないかと。不況と言われる時代、スポンサーに頼らずに自分たちの力でも、トーナメントを増やしていけないか、と」。
そんな期待からジャパンゴルフツアー選手会も、今大会の試みには早くから賛同の意を示してきた。大会に協力してくださるボランティアのみなさんも、今からすでに223人の希望者が集まっており、1月15日の「ボランティア説明会」に続き、この日2月5日(土)は、午後から行われた「ボランティア研修会」は、いわば2度目の“決起集会”でもあった。
そして、こうした大会のプレイベントに、プロが参加したのは、この日の芹澤が初めてだった。今回を皮切りに選手たち自らがリレー方式で大会PRに奔走する。
「今日が大事な1回目。それが僕でいいのかな」と、いまはジャパンゴルフツアーの出場権を持たない芹澤は、しきりに恐縮していたものだが、相も変わらず軽妙な語り口と巧みな話術はそんな本人の懸念をも、あっさりと吹き飛ばすものだった。「絶対に大会を成功させたい」そんな熱意が終始、言葉の端々に溢れ出ていた。
研修会前半のトークショーでは弟子の藤田と宮本、そして今をときめく石川、池田、薗田ら、人気プロの微笑ましい“裏話”もぬかりなく挟み込み、大会当日の興味をいっそう誘った。
おまけのワンポイントレッスンではボランティアのみなさんが、揃いも揃って目からウロコの練習法を、惜しげもなく披露した。
地元出身のプロとして、大いに会を盛り上げた。ボランティアのみなさんの士気向上にも大いに一役買った。
今年5月、今までに例を見ない画期的なトーナメントが誕生する。地元市民のみなさんの完全手作り。特定のスポンサーがいない。まったくゼロからのスタート。それが、「とおとうみ浜松オープン」だ。
開催まで、ちょうど100日を切ったこの日。ボランティアのみなさんからも運営上の具体的な留意点や、ギャラリー観戦に関する懸念事項の解決案が提案されるなど、非常に白熱した会となった。
次回、3回目のボランティア研修会は3月5日(土)。地元・静岡市民の夢を乗せ、着々と大会の準備は進む。歴史的な幕開けへのカウントダウンが始まった。
※ボランティア募集の要項やチケットの購入など「とおとうみ浜松オープン」の詳しい情報はこちらから!!