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宮本勝昌『・・・悔しいですね・・・』(WGC−2日目)

スタートホールの1番でバーディを奪い、幸先のよいスタートを切った宮本だったが、6番、8番、10番でボギーを叩き、第2ラウンドは2オーバーでのラウンド。トータル3オーバーとした。

ラウンド終了後に記者に囲まれると、「残念ながら予選落ちですね。・・・悔しいです・・・。」
本大会は、予選カットが無い4日間トーナメントだが、2日間で3オーバーというスコアは、本人としては通常のトーナメントであれば予選落ちをしてもおかしくないスコアということだろう。
「前半は4〜5ホールでチャンスがあったけどモノにできなかった。後半はティーショットがフェアウェイに行かなくてまったくダメ。フェアウェイからだとゴルフの組み立てができるんだけど、ラフからだと組み立てられない。本当、キツイっす。」
確かに、後半の数ホールで、ティーショットした瞬間に手からクラブを離してしまったり、フィニッシュが決まらなかったりと、ティーショットの安定性に欠けていた。
モンスターホールと称される667ヤード、Par5の16番では、ティーショットを右に曲げて林の中。ピンまで400ヤード残っていたが、前方を木で塞がれておりサンドウェッジで横のフェアウェイに出すしかなかった。
「残り400ヤードをサンドウェッジで横に出すしかない時の心境、わかります?これはキツイですよ。」
しかし、3打目をしっかりフェアウェイに置き、4打目でピン2mに寄せてこれを沈めてパーで上がり、「今日1番のパーですね。」

宮本は、この大会のコースセッティングを、「日本のメジャー大会のセッティングとほぼ一緒」と言う。
「ティーショットがフェアウェイに行かないと話にならない。セカンドショットも、フェアウェイから打てればグリーンで止まるけど、ラフからだと全然ダメ。」
確かに、日本のゴルフ場の場合、芝質の違いもあり、ラフからのショットでもグリーン上で止まることがあるが、こちらではそれが全くない。

パッティングのフィーリングがいまいち合っていないそうで、ミドルパットが決まっていないが、「アプローチが上手くできているので、それが救いかな。」

「今日は2歩後退してしまったけど、明日、明後日と2アンダーでまわって、4日間トータルでアンダーで終われるように。。。また明日、ガンバルぞ!!」
そう言い残して、練習場に向かった。

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