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宮本勝昌 『悔しい。でも・・・』(WGC−最終日)

昨日の第3ラウンドで自己ベストの62を記録。ハーフ29ストロークは大会レコードタイ。インコースに限っていえば大会レコードという、大会の歴史に名前を刻んだ宮本。
今朝は、地元紙のどの新聞にも、“MIYAMOTO”の文字が踊り、どの選手よりも大きな写真が掲載された。
今日は、宮本がコース歩くたびに、「ミヤモト!」、「オレンジボール!」と声援を送られた。

今日はスタートから苦しいラウンドを強いられた。
1番からボギースタート。4番、5番で連続ボギー。ターンして、11番、12番でも連続ボギー。バーディーチャンスを作ることに苦しんだ。
ノーバーディー、5ボギーで今日5オーバー。4日間トータルでイーブンパーで終了した。

ラウンド終了後、報道陣に囲まれると、「いや〜、苦しいラウンドでした。バーディーチャンスが全く無し。今週は、ティーショットをフェアウェイに置くことがテーマの1つでしたが、今日はまったくそれが出来なかった。ボギーに近いパーを取るのが精一杯でした。」
練習場ではそんなに調子は悪くなかった。
スタートして数ホールは、緊張していて体が動かないのかと思っていたそうだが、ホールを進めるにつれて、“やっぱり今日は調子が悪いんだ”と自覚したという。
「今日はナイスショットが1つも無かった。チャンスらしいチャンスはゼロ。ファーストパットは全部10mくらい。今日の5オーバーは、ある意味“ナイス5オーバー”。80打ってもおかしくない内容でした。」

しかし、この大会を戦って、充実した4日間だったことを振り返った。
「今日は、スタート前に練習場にいたら、最初にミケルソンが近くで打ってて。っで、終わったと思ったら、次にエルスがそこに入ってきて・・・。自分のポジション(順位)がスゴイところにいるんだなぁって実感しました。今回は、自己ベストを出せたということで良しとしたいです。大会の雰囲気はもう最高!ギャラリーの声援、ホスピタリティ、すべてにおいて良い。こっちは楽しいですよね!」

また、「世界のトップ選手が集まっている大会でプレー出来たことが本当に嬉しかった。今後は、日本のトーナメントが第一優先だけど、アメリカにもチャンスがあればスポット参戦したいです。」

WGC(世界ゴルフ選手権)という、いわば準メジャー大会で、その名を知らしめた宮本。来週からの日本での後半戦でも活躍を期待したい。

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