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マンシングウェアオープンKSBカップ 2005

安川剛志がホールインワン

189ヤードの12番パー3。その瞬間、思わず後ろを振り返った。「看板が、ないかなと思ってつい・・・(苦笑)」。

“看板”とは、パー3にかけられたホールインワン賞の告知看板のこと。残念ながら、対象外ホールだったが、主催者からご褒美の20万円が贈られると伝え聞くなり、パっと顔を明るくさせて「ありがとうございますっ!!」。

5アイアンでピン手前から転がして、自身初の快挙を達成した安川は今年、予選会のファイナルQTランク18位の資格で本格参戦。

プロ6年目だが昨年までは、レギュラーツアーの資格がなく、二部ツアーのチャレンジツアーを主戦場としていた。だが、シーズン途中に資金繰りに困り、そのチャレンジさえも出場を見合わせなければならない時期もあった。
今年は、大和染工という繊維会社と所属契約を結び、ようやく生活が安定してきたとはいうものの、この日の臨時ボーナスはうれしい。

「次のホールから上ずってしまうかな、と思ったけどその後も落ち着いていけましたし、スコア的にはイーグルが来た、という感じでうまくいきました。4アンダーは大満足。良いアドバンテージになりましたね!」。

このイーグルを糧に、大会賞金のほうもしっかりと稼いで帰りたい。