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とおとうみ浜松オープン 2011

ご当地のプロの宮本勝昌が「初代チャンピオンを目指す」

今年新規の「とおとうみ浜松オープン」は、特定のスポンサー企業がいない。選手の獲得賞金や運営費はチケット収入などでまかなわれる斬新なトーナメントである。

しかも、前売りチケット(すでに販売終了)には、大会前々日の開催記念パーティと、前日18日・水曜日のプロアマトーナメントに参加出来る抽選券付きというユニークさ。
「みんなで作るトーナメント」を合言葉にした、とことん地元密着型のイベントは、いよいよ大会前日の“ハレの日”に、選手がゴルフファンを直々にもてなした。

その先頭を切ったのは、ご当地プロの宮本勝昌。3人の地元アマを引き連れて、インのトップスタートで出て行った。朝から笑い声の絶えないラウンドで、盛り上げた。

今年は2年ぶり3期目の選手会長として、大会には開催前からさまざまな形で協力をかって出て来た。
「いや、協力の姿勢は他のトーナメントと、何ら変わりはないんです。ただ、地元市民のみなさんが、いちから作っていかれる大会ということで、いろいろなご苦労もあるでしょう。その中で、選手会として出来ることは全面的に協力しましょう、というスタンスです」。

今大会だけではなく「他のどの大会も大切なトーナメントのひとつなんです」ということを、まず宮本は強調した上で、それでも17日火曜日に、浜松市内の「グランドホテル浜松」で行われたパーティは、「いつもの前夜祭とは、今までにない雰囲気がある」と、思わずにはいられなかった。

「この大会が見たい、とチケットを買ってくださった方を、抽選で招待しているだけに、熱気というか、ファンのみなさんの喜びが、僕らにも直に感じられて」。
スポンサー企業の役員の方々が集う、普段のパーティとはまた違った空気があった。
また、この日のプロアマ戦も、「普段と何ら変わりない」とはいいながら、まさに前夜のパーティで、出場権をみごと射止めて参加された方々とのラウンドに、おもてなしにも自然と力が入る。

そしていよいよ19日(木)からの本戦は、「地元プロとして、ぜひ初代チャンピオンを目指したい」。選手会長が、いよいよ本業で魅せる。

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