記事

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2016

ミャンマーの男! ショーン・ノリスはラーメン大好き

記念すべきデビュー戦は、今年国内2戦目のパナニックオープンだった。慣れない異国の転戦に、その後3試合で予選落ち続きも、やっと少し調子が出て来た。
南アフリカの34歳が、ツアープレーヤーNO.1決定戦で、初日を首位タイでスタートした。
7番のトリプルボギーも、11番からの3連続バーディで取り返した。
今年から、いわゆるアンカリングの禁止が始まっても、頑固に握り続ける長尺パターが目印だ。目下、ドライビングディスタンスで、平均294.50ヤードでランク5位につける飛ばし屋も、日本の難コースでは慎重に、この日も「2番アイアンを多用した」という。

安全策に徹して、2アンダーで回ってきた。
今年は2月に行われた、アジアと共同主管競技「レオパレス21ミャンマーオープン」で3日目に61を出して、独走Vを飾った。これを機に、日本ツアーのメンバー登録を済ませて、はるばる日本にやってきた。

「最初は、道を探すのも、食事をするのも、コミュニケーションを取るのも大変だった」とすったもんだも、来日してすぐにマネージメント事務所の「JOYX(ジョイックス)」を頼って、「日本の人々は友好的だし、親切にサポートしてくれるし、とても良い国」と、やっと人心地が着いてきた。

先週は、開催コースと県境の広島で、尾道ラーメンに舌鼓。郷に入っては郷に従えと、「最近は、寿司も食べるし、日本食を楽しんでます」。
ときどき、故郷で仲間とよく楽しんだバーベキューの美味が恋しくなることもあるが、今週のコースと一緒。「じっと我慢のプレーをします」。初出場でも、アフリカとアジアの渡り鳥には難コースの戦い方も心得てある。

関連記事