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三井住友VISA太平洋マスターズ 2009

暫定5位タイの田中秀道は…

苦しい日々が続いている。昨年の開幕戦の直後から、腰痛のため1年間の戦線離脱。再スタートの今年はトーナメント中の負傷を公傷とみなして適用される「特別保証制度」からのシード復帰を目指していた田中が、今週の三井住友VISA太平洋マスターズで、今季出場可能な20試合目を迎え、土壇場に立たされている。

このあとの2試合で主催者推薦が受けられる可能性はあるが、ひとまずこれが区切りとなる。
現在、獲得賞金626万7500円は、賞金ランク84位にとどまって、暫定5位から残り23ホールを回る最終日に望みをつなぐしかなくなった。

「自信満々でコースに向かっていける状態ではないので」としながらも、近ごろでは「自分でも思うような球が打てることが多くなってきた。あとは結果だけ」と明るい表情を浮かべることも多く98年の日本オープンを含むツアー通算10勝、また2002年から5シーズンを米ツアーで戦った小さな巨人がいよいよ窮地に立たされて、牙を剥くか。

もし、シード権の奪還に失敗すれば、来季の出場権をかけた年末のファイナルクォリファイングトーナメント(QT)への参戦を余儀なくされる。
「ダメならQTに行く覚悟は出来ている。でも、最後まで諦めずにやる」と、戦いの炎は消えていない。

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