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スナッグゴルフ支援自販機が香川県に拡大
記念すべき第一号機が設置されたのは、香川県が誇るゴルフメーカーのキャスコ株式会社で、設置される場所は本社社屋のロビー。
お披露目式にはさぬき市の大山茂樹市長も駆け付け、「ゴルフは審判員を伴わない紳士淑女のスポーツで、思い通りにならない我慢や、相手を思いやる思いやりが、日常生活でも役立つスポーツ。」と挨拶。
大山市長は早速、香川県で第一号の購入者であり募金者の大役も務めた。
スナッグゴルフ支援自販機の取り組みが始まったのは昨年8月。
コカ・コーラウエスト株式会社と、地元のジュニア育成普及機関である広島県ジュニアゴルフ振興会(代表:枝広美子プロ)、そして社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の3社のコラボレーションにより、小学校へスナッグゴルフ・スクールセットを寄贈するための財源確保の仕組みで、お客様がドリンクを購入すると、その一部が設置事業者の賛同によりコカ・コーラウエストを通じて広島県ジュニアゴルフ振興会に寄金され、この財源が小学校へのスナッグゴルフ導入と実技講習に活用されるという仕組みで、広島県では早くも40台の自販機の設置を数え、この寄金でスナッグゴルフ用具が既に2校の小学校に導入されている。
この広島県での取り組みが香川県でも採用され、四国コカ・コーラボトリング株式会社、香川県ジュニアゴルフ振興会(代表:増田能成プロ)、そして社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の3社のコラボレーションが香川県でも生まれた。
香川県ジュニアゴルフ振興会の増田能成会長は、「スナッグゴルフはこれからのスポーツ、香川県そしてさぬき市で楽しんでほしい。ゴルフもしてほしいが、スナッグゴルフは安全で馴染みやすいので、皆さんに広めていきたい。そしてルール、エチケット、そしてマナーを大切にするスポーツなので、生活でも役立ててほしい。」と、この活動の狙いを語る。
お披露目式のあとには早速、キャスコ本社のある学区の、さぬき市立志度小学校の6年生8名が、スナッグゴルフ体験会に参加し、香川県ジュニアゴルフ振興会の副会長でLPGAの増田能子プロの指導のもと、チップショットなどの基本指導を受け、子どもたちは「早く道具が学校に欲しい」と、自販機による寄金での導入が待ちきれない様子だった。
自販機のキャラクター制作に携わる、イラストレーターの田中康一先生もお披露目式に参加し、「子どもたちが楽しそうで、スナッグゴルフで友だちや仲間が増えることを望んでいる。この活動が発展することに貢献できれば。」とコメント。
また、「本家」である広島県ジュニアゴルフ振興会の枝広美子会長は、「一歩ずつ進んでいて、香川県に仲間が出来、共に輪を広げていきたい。」と香川県への拡大を喜んだ。
社団法人日本ゴルフツアー機構と、プロゴルファーによるスナッグゴルフ・スクールセットの寄贈は、2003年から始まり今日までに190セットを超えており、広島と香川での取り組みを追い風に、ゴルフが全国の小学校に広まっていく勢いだ。
<香川県ジュニアゴルフ振興会 役員>
会長 増田能成(社団法人日本プロゴルフ協会会員)
副会長 増田能子(社団法人日本女子プロゴルフ協会会員)
理事 増田都彦(社団法人日本プロゴルフ協会会員)
顧問 増田光彦(社団法人日本プロゴルフ協会会員)
顧問 大塚澄夫(香川県ゴルフ協会常務理事)