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大会初日は、シニアチームがリード!!

シニアVS女子VS男子の対抗戦『HITACHI 3TOURS CHAMPIONSHIP 2005 IMPACT!』が、千葉県の千葉カントリークラブ梅郷コースで開幕した。

9日(金)の大会初日と、10(土)の最終日をあらわすDAY1(デイワン)、DAY2(デイツー)の2日間、計36ホールを9ホールに区切り、4つのステージに分けて行われるストローク戦は、セカンドステージまでが終了。

シニアツアーの日本プロゴルフ協会(PGA)チームが、17.5ポイントでリード
続いて、男子レギュラーの日本ゴルフツアー機構(JGTO)チームが17ポイントの僅差で追いかけ、女子ツアーの日本女子プロゴルフ協会(LPGA)チームが、13.5ポイントで、やや出遅れた。

シニアツアーは、前半の1stステージでは6.5ポイントと3チーム中、最下位だった。
しかし、後半に昨年のシニア賞金王・三好隆とシニアとレギュラー両ツアーで活躍する友利勝良がいずれも3アンダー、室田淳が2アンダーと、4人中3人がアンダーパーをマークして逆転。
ベテランならではの粘り腰を見せた。

ホールアウト後に、選手会長でJGTOメンバーの横田真一が言った。
「終わったあと、女子はみんな口をそろえて楽しかったと言っているのに、男子はアップアップ。僕らは、精神的に相当追い込まれてますよ」。

開催前から“パワーの男子”と言われ、勝って当然という空気があった。
メンバーたちも、当然「負けられない」という思いがあるが、その一方で「普段のツアーみたいに、ムキになってプレーしてもいいのか、という戸惑いがあった」と、横田は言う。

JGTOチームの深堀圭一郎も、前半9ホールの1STステージで、戸惑いを隠せなかった。

「思い切って、戦わなければいけないとは思った。でもその一方で、楽しいイベントにしたい、という気持ちと、自分より年下の女子相手にがむしゃらにやってもいいのか・・・という迷いもあった。初めのうちは、気持ちの持って行き方がとても難しかった」と、打ち明ける。

そんなJGTOチームの心の隙を、ベテランたちは見逃さなかった。
一気に攻め込んで、シニアツアーが0.5ポイントリード。
「戸惑っているうちに、シニアに抜かれた」と、横田。

「・・・もし明日、負けたらどうします?」という報道陣からの問いに、キッパリと言い切った。
「負けないです!!」。

何しろ、レギュラー男子の威信がかかっている。
負けない、というより、負けられない戦いなのだ。

もちろん、3位の女子ツアーも「まだまだ、あなどれない存在」(横田)。
3ツアーのプライドをかけた決戦は、いよいよ、最終日のDAY2に突入だ。

写真上=青木功は、1STステージ最終ホールの9番ホールで、一緒にまわった大山志保(左)の好プレーに思わずハグ。
「いままで会ったこともない女子選手と和気藹々と話したり、冗談を言って笑いあったり。そういう開放感溢れるプレーが、今後の試合に生かされそうな気がする。俺がゴルフを始めたころにはまだ、生まれてないような子たちだけどね。パットやアプローチも上手くて、刺激になったよ」(青木)。

写真中=後半の2NDステージで、深堀(右)、横峰(左)とまわったシニアチームの友利は、「11番ホールなんて、さくらちゃんと僕と3歩くらいしかティショットが違わなくて。もっと女子のティを後ろにしてもらわないと、と思った」と、苦笑した。

写真下=前半の1STステージでシニアの室田淳とプレーした横峯さくらは、「室田さんは、パットがものすごく上手で。それに、男子はもっと曲げるイメージがあったけど、全然違ってた!」と、目からウロコだ。

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