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つるやオープンゴルフトーナメント 2008
今年記念の15回大会に
ギャラリーゲートでは、先着名様に記念のキャップがプレゼントされた。最終日、表彰式のあとは選手から、サインボールのプレゼント。
丁寧にリボンで結ばれた150個ものボールを選手会長の宮本勝昌ら、5選手で手分けして、満員の観客席に投げ込んだ。
そのあと、18番グリーンで行われた恒例の大抽選会の今年の目玉賞品は、なんと車!
これまで、優勝副賞に用意されていたが諸事情により結局、相当の現金で受け取る選手が多かったため、「今年はギャラリーのみなさんにもらっていただくことにいたしました」とは、大会主催のつるや株式会社の西村文延・代表取締役社長。
クイズにこたえてくださった方の中から抽選で、ダイハツ「コペン」の特別仕様車が贈られた。
そして、選手たちにも何よりのご褒美が…。
今年、賞金総額が2割増。
ますます目の色が変わった中で、みごと優勝賞金2400万円を勝ちとったのは、韓国のS・K・ホ。
西村・代表取締役社長は、単独3位からスタートした宮里聖志にこの日最終日の朝、声をかけたそうだ。
「お兄ちゃん、久しぶりに頑張ってるね。優勝してくださいよ」。
すると、たまたまそれを聞いていたSKが、すかさず合いの手を入れたという。
「聖志さん、おめでとうございます!」。
そう言った当人が優勝をさらい、西村氏は感心しきり。
「そういう心構えだったから、ホ選手は勝てた。無理をせず、待っていたからチャンスが訪れた。ゴルフも、ビジネスも同じなんだと今日はつくづく痛感させられました」と、そんな言葉でチャンピオンをたたえた。
最終日は1万625人を動員し、大盛況のうちに幕を閉じた。
今週も、石川遼のサポーターズバッヂが大人気だった。
各大会にまんべんなく行き渡るように、初日、2日目が各200個。3日目が400個。そして最終日には、600個。おひとり様1個限定にもかかわらず2時間で完売した。
シーズン終了後にチャリティ金として寄贈されるだけに、16歳が大貢献。
次の中日クラウンズでは、4日間総計1000個を販売する予定だ。
記念大会を支えてくださったボランティアのみなさんは延べ400人。最終日は地元、関西の中高生のジュニアボランティア19人も参加して、盛り上げてくれた。
チャンピオンのSKは、兵庫県・西宮市に移り住んで3年。関西を拠点に、来日して8年。
「第二の故郷で優勝することができて、本当に嬉しい。15年間もの長いあいだ、大会を開催してくださっている主催者のみなさん、そして大会を支えてくださったみなさまに、心から感謝します」と、何度も頭を下げた。