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2004 アジア・ジャパン沖縄オープン 2005

加瀬秀樹「おじさんは、がんばっています」

このアジア・ジャパン沖縄オープンは、来シーズンの賞金ランキングにカウントされるとはいえ、2004年の疲れはまだ、45歳の体に残ったままだ。

「俺ほど、試合に出ている選手はほかにいないんじゃないかな?」と胸を張る。
8年ぶりの復活優勝をあげた今年は自身初のフル参戦を果たしたばかりか、地元開催の地区競技『千葉オープン』をはじめツアー競技以外にも、ありとあらゆる試合に出場してきた。

しかも先週1週間のオフは、コンペやプライベートなラウンドに明け暮れた。
「ひとりでも僕を待っているファンがいてくれるなら、その人のためにプレーしたいから」という人の良さから結局、2日しか休みが取れなかったが、「おじさんは、がんばっているんですよ!」。
痛めている手首や首筋にはテーピングをして、どうにかしのでいる。

2004年の最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップでの悔しさが、原動力だ。
首位と1打差2位タイで迎えた最終日は、9月のサントリーオープンに続くこの年2勝目と、その週まで4試合続いていた外国人選手の優勝を阻止しようと強い決意でのぞんだが、その日吹き荒れた強風にやられた。

昨年から握っている長尺パターは、風の影響を受けやすい。

「ショットは非常に調子が良かっただけに、パットだけで終わってしまったことが、とても残念だった」。
今週は、練習日からその対策も万全に、二度と同じ失敗はしないと決めている。

首位のシンとは4打差。諦める差ではない。
「外国人選手に負けないよう、頑張ります!」。
今度こそ、打倒・外国人プレーヤーを成功させて、待ちに待ったオフシーズンを心置きなく迎えたい。

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