記事
日本オープンゴルフ選手権競技 1999
「この難しさは、プレッシャーのかかった人間にはつらい」尾崎直道
「全体的にいえば、昨日とちがって苦しい戦いになりました。
グリーンは硬くなるし、スパイクマークも目立つし、トップに立っているプレッシャーもあるしね。
9番(ロング)ホールは、届かないのに左のザブグリーン狙いで、スプーンで2オンにトライしてみたんだけど、これは間違いだったー。そのあとの10番(ロング)も、7という数字になってしまったし、この2つは悔やまれるねー。9番はね〜、1回くらい冒険してみてもいいんじゃないかって、残り265ヤードもあるから届かないのにねー、やっちゃった。
これはショックだった。後悔しちゃったよ。
10番は、フェースがかぶっちゃってるんだろうね。きょうはフェード打とうして、ストレートに行っちゃってることが多かったな。昨日のほうがフィニッシュまでのびのびと振りきれてたのに。昨日のほうがよっぽどフェアウェーキープできてたよ。
難しいコンディションは、プレッシャーかかってる人間に特につらいよね。
でも逆に、ここまで難しいコースだと、他の選手のスコアは気にならないっていうのはある。 自分がいいプレーするしかないからね、自分が伸ばせば突き放せるし、叩けば追いつかれるし…。コースコンディションが難しいと、そういう面白さがある。
…しかし疲れるわ。10番終わってからほんと疲れた。いけないボギーは、打っちゃダメなんだね。やっと半分(2日間)終わったって感じだ。
まあ…優勝争いできてるからいいんだけど…貯金、なくしちゃったよ。イーブンになったことで、明日から再スタートだね」