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The Championship by LEXUS 2008

今季の米ツアー挑戦を断念した丸山大輔が・・・

迷いが吹っ切れた矢先の好スコア。スタートからショットが冴えた。1番で9番アイアンの第2打がピンそば50センチ。2番パー4はラフからの第2打を8番アイアンで1メートル。

最近、持ち替えたマレット型のパターもハマった。絶好のチャンスはもちろん、長いパットも面白いようによく決まった。
10番で7メートル、16番パー3では12メートルのバーディパットをねじ込んだ。

ボギーなしの65はこの日のベストスコアをマークして、通算6アンダーは単独5位だ。

先週まで葛藤のまっただ中にいた。
米ツアーの出場権をかけたQスクールは、セカンドステージからエントリー。
11月12日の開催は刻々と迫り、しかし煮え切らないでいた。

昨年まで2シーズンを戦った本場の舞台へ、再挑戦の意欲は満々だ。
しかし、昨年の賞金ランクは149位止まりでシード権の確保に失敗したばかりか、ファイナルQスクールにも失敗し、舞い戻るしかなかった今季の日本ツアーではまだパっとした成績を残せていない。

「せめて日本で1勝をあげてから」。
期限までに実現できれば良かったのだが結局、これまでぐずぐずと過ごしてしまった。

その間にさまざまな人から「またアメリカに行くんだね」と言われ、なんとなく引っ込みがつかないような気になった。
「これでキャンセルすれば、後ろ向きだとか言われるだろうな」との懸念。
またアメリカの今田竜二から何度か電話があって、「来年、絶対においでよ」と再三、誘われいっそう後ろ髪引かれたが、いよいよ今週の月曜日に決断を下した。

「アメリカはひとまず来年以降に。きちんと結果を出して、自分のゴルフを立て直してから、改めて挑戦したほうがいい」。
そう思い切ったら「気持ちの切り替えが出来て、今まで以上にゴルフに集中できるようになった」という。

今も目標は「米ツアーで優勝」に変わりない。
少し先に伸びただけのこと。
それと引き替えにひとまず今シーズンは「日本で頑張る」と決めたのだから、今大会を合わせて残り5試合は、いっそう力が入るというものだ。

しかも最終戦にあたる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の権利は今のところまだない。
今週、決めたい。

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