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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2008

谷原秀人が全英オープンの出場権を獲得

プロアマ戦終了後にスタッフから出場権が発生したことを知らされた谷原だったが…
先週のマンシングウェアオープンKSBカップでツアー通算7勝目を飾った谷原に、朗報が舞い込んだ。7月17日から、ロイヤルバークデールで行われる全英オープン。日本プロゴルフ選手権から、その日本予選が始まっており、現在実質ランク1位につけているが、6月の最終戦・ミズノよみうりクラシックを待たずに出場が決定したのだ。

昨年の賞金ランク2位の資格ですでに出場権があった片山が、今週発表のワールドランキングで43位につけて、新たな資格を得た。
また、賞金王の谷口徹は、昨年の日本オープンのチャンピオンですでに有資格者。

これにより、賞金ランク3位のブレンダン・ジョーンズと、さらに同4位の谷原まで権利が繰り下がってきたのだ。
この日水曜日にツアーのスタッフから知らせを受けたが、本人はといえば「はあ、そうなんですか…」。

思いのほか反応が薄かったのは、ここに来て疲れがドっと押し寄せているから。
今週、26日(月)は大阪の茨木カンツリー倶楽部で全米オープンの最終予選に挑戦。1日36ホールの長丁場は通過に2打、足りなかった。

直後はそれほど感じていなかった体の疲れは、この日のプロアマ戦終了後にジワジワと出てきた。

そこに難コースが拍車をかける。
「なんで14本しか使えないのか…。ルールを変えて欲しい」などと、無茶なことを言い出したそのココロはこの日、ドロー用とフェード用の3番ウッドを2本バッグに入れて回るなど、戦略性豊かなセッティングに使用クラブを絞り込めずにいるからだ。

「いろいろなクラブを求められるコースだから、14本じゃとても足りない!」。
いよいよ始まる本戦を前に、選択に頭を悩ませ、休養を取るどころではなさそうだが…。

全英オープン日本予選ランキング上位10位
(マンシングウェアオープンKSBカップ終了時点)
1.片山晋呉 ※
2.谷原秀人※
3. W・リャン ※
4. 桑原克典
4. 佐藤信人
6. B.ジョーンズ ※
7.細川和彦 
8.丸山大輔
8.高山忠洋
10.谷口徹 ※
(※は有資格者)


先週の日本プロゴルフ選手権から6月の〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック(兵庫県・よみうりゴルフ ウエストコース)までが対象で、今年は計4試合の獲得賞金を合わせた“全英オープン日本予選ランキング”の上位2人に、7月17日からロイヤルバークデールで行われる全英オープンの出場権が与えられる。
このほど、谷原が有資格者になったことで、現時点の実質1位は桑原克典と佐藤信人ということになる。


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