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日本オープンゴルフ選手権 2009

ハン・リーが前週に続き、好発進

攻守がぴったりと噛み合った初日だった。平均290ヤード超の長打を生かして532ヤードの6番パー5でイーグル。残り241ヤードの第2打を、6.5メートルにつけて、フックしたあとにスライスという、複雑なラインを読み切った。

距離のあるホールでは、思い切ってドライバーで攻める。
そして、「450ヤード以下のホールでは、徹底して刻む。2番アイアンで、低い球で攻めていく」。
たとえミスしても2歳のときに、韓国から家族と渡った本場アメリカで磨いたアプローチがある。

ゴルフを始めた7歳のころ、一番のお気に入りが友達とのチップ合戦だった。
「みんなでホットドッグを賭けたりしてね。それで僕が、ことごとく勝ってしまったものだから……。その結果がこれ」と、ちょっぴりセリ出たお腹をぽんっと叩いて、「ほら、すっかりメタボ」と190センチの長身が、にっこり笑う様子は茶目っ気たっぷり。

このゴルファー日本一決定戦は、ツアー参戦1年目の昨年の今大会で6位タイにつけて、初シード入りを果たしてからすっかり味をしめた。

主催の財団法人 日本ゴルフ協会が威信をかけて仕立て上げた難コースは確かに相当に手強いが、「ティショットもアイアンショットも、アプローチもパットも。すべてにおいて良いショットが必要とされる、非常にフェアなセッティングだと思う」と、大絶賛。
「だからこそ、チャレンジし甲斐があって。チップショットもたくさん出来るし、今年も楽しくって仕方ない!!」。

子供のころのゲーム感覚で、難コースと向き合っているから強い。

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